$\triangle ABC$ において、$AB=12$ である。$\angle A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $D$、辺 $AB$ を $5:4$ に内分する点を $E$、辺 $AC$ を $1:6$ に内分する点を $F$ とする。線分 $AD$, $CE$, $BF$ が1点で交わるとき、辺 $AC$ の長さを求めよ。

幾何学チェバの定理角の二等分線三角形線分の内分
2025/3/20

1. 問題の内容

ABC\triangle ABC において、AB=12AB=12 である。A\angle A の二等分線と辺 BCBC の交点を DD、辺 ABAB5:45:4 に内分する点を EE、辺 ACAC1:61:6 に内分する点を FF とする。線分 ADAD, CECE, BFBF が1点で交わるとき、辺 ACAC の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、角の二等分線の性質より、BD:DC=AB:ACBD:DC = AB:AC が成り立つ。
AB=12AB=12 で、EE は辺 ABAB5:45:4 に内分するので、AE:EB=5:4AE:EB = 5:4。したがって、AE=12×59=203AE = 12 \times \frac{5}{9} = \frac{20}{3}EB=12×49=163EB = 12 \times \frac{4}{9} = \frac{16}{3}
FF は辺 ACAC1:61:6 に内分するので、AF:FC=1:6AF:FC = 1:6。したがって、AF=17ACAF = \frac{1}{7} ACFC=67ACFC = \frac{6}{7} AC
ここで、チェバの定理より、
AEEB×BDDC×CFFA=1\frac{AE}{EB} \times \frac{BD}{DC} \times \frac{CF}{FA} = 1
が成り立つ。
AEEB=54\frac{AE}{EB} = \frac{5}{4}BDDC=ABAC=12AC\frac{BD}{DC} = \frac{AB}{AC} = \frac{12}{AC}CFFA=61=6\frac{CF}{FA} = \frac{6}{1} = 6 なので、
54×12AC×6=1\frac{5}{4} \times \frac{12}{AC} \times 6 = 1
5×12×64×AC=1\frac{5 \times 12 \times 6}{4 \times AC} = 1
3604AC=1\frac{360}{4AC} = 1
360=4AC360 = 4AC
AC=3604=90AC = \frac{360}{4} = 90

3. 最終的な答え

90

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