三角形ABCにおいて、直線が辺BC, CA, ABとそれぞれ点P, Q, Rで交わるとき、次の等式が成り立つことを証明する問題です。 $\frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} \times \frac{AR}{RB} = 1$ これは、チェバの定理の逆の証明問題です。

幾何学チェバの定理幾何学証明三角形
2025/3/20

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、直線が辺BC, CA, ABとそれぞれ点P, Q, Rで交わるとき、次の等式が成り立つことを証明する問題です。
BPPC×CQQA×ARRB=1\frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} \times \frac{AR}{RB} = 1
これは、チェバの定理の逆の証明問題です。

2. 解き方の手順

この問題はチェバの定理の逆を証明する問題です。
点P, Q, Rはそれぞれ直線BC, CA, AB上にあり、直線AP, BQ, CRが一点で交わることを示せばよいです。
便宜上、BPPC×CQQA×ARRB=1 \frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} \times \frac{AR}{RB} = 1 が成立していると仮定します。
点Aを通り直線BCに平行な直線を引き、直線CRとの交点をD、直線BQとの交点をEとします。
三角形BPCと三角形DRAは相似なので、
BPAD=PCAR \frac{BP}{AD} = \frac{PC}{AR}
BP=PC×ADARBP = \frac{PC \times AD}{AR}
同様に、三角形BPCと三角形EQAは相似なので、
CQAE=QAAE=PCBP \frac{CQ}{AE} = \frac{QA}{AE} = \frac{PC}{BP}
AE=CQ×BPPCAE = \frac{CQ\times BP}{PC}
仮定より、BPPC×CQQA×ARRB=1 \frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} \times \frac{AR}{RB} = 1 なので、
BPPC×CQQA=RBAR\frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} = \frac{RB}{AR}
BP×CQPC×QA=RBAR \frac{BP\times CQ}{PC\times QA} = \frac{RB}{AR}
BP×CQ=PC×QA×RBAR BP\times CQ = \frac{PC\times QA\times RB}{AR}
これを AE=CQ×BPPCAE = \frac{CQ\times BP}{PC}  に代入すると
AE=QA×RBAR AE = \frac{QA\times RB}{AR}
AE×AR=QA×RB AE \times AR = QA \times RB
チェバの定理の逆を示すためには、AP, BQ, CRが1点で交わることを示します。
BPPC×CQQA×ARRB=1\frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} \times \frac{AR}{RB} = 1 のとき、3直線AP, BQ, CRは一点で交わる。(チェバの定理の逆)

3. 最終的な答え

BPPC×CQQA×ARRB=1\frac{BP}{PC} \times \frac{CQ}{QA} \times \frac{AR}{RB} = 1

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