問題8は、顕微鏡の接眼レンズ筒の模式図に関する記述の正誤を判断し、対物ミクロメーターに関する文章の空欄を埋める問題です。問題9は、顕微鏡の総合倍率と、対物ミクロメーターと接眼ミクロメーターを用いて長さを測定する問題です。図1,2,3を参照して計算します。

応用数学倍率計算測定計算
2025/5/7

1. 問題の内容

問題8は、顕微鏡の接眼レンズ筒の模式図に関する記述の正誤を判断し、対物ミクロメーターに関する文章の空欄を埋める問題です。問題9は、顕微鏡の総合倍率と、対物ミクロメーターと接眼ミクロメーターを用いて長さを測定する問題です。図1,2,3を参照して計算します。

2. 解き方の手順

問題8:
(1) 図から、Xは接眼レンズの筒の一番上のレンズ、Yは接眼ミクロメーター、Zは対物レンズの筒の一番下のレンズであることがわかります。
したがって、正しいのは②と⑥です。
(2) 対物ミクロメーターは、1mmを100等分した目盛りをつけたもので、1目盛りは0.01mm = 10μmになる。対物ミクロメーターは、対物レンズにセットします。
問題9:
(a) 15倍の接眼レンズと10倍の対物レンズを使用したときの総合倍率は 15×10=15015 \times 10 = 150 倍です。
(b) 図1において、AB間には対物ミクロメーターが12目盛り分あります。
(c) 図1において、AB間には接眼ミクロメーターが30目盛り分あります。
(d) 対物ミクロメーターの1目盛りは10μmなので、AB間の長さは 12×10=12012 \times 10 = 120 μmです。
接眼ミクロメーターの30目盛りが120μmなので、接眼ミクロメーターの1目盛りは 120/30=4120/30 = 4 μmです。
(e) 15倍の接眼レンズと40倍の対物レンズを使用したときの総合倍率は 15×40=60015 \times 40 = 600 倍です。
(f) 図2において、CD間には接眼ミクロメーターが20目盛り分あります。
図2から、CD間には対物ミクロメーターが4目盛り分あるので、CD間の長さは 4×10=404 \times 10 = 40 μmです。
接眼ミクロメーターの20目盛りが40μmなので、接眼ミクロメーターの1目盛りは 40/20=240/20 = 2 μmです。
(g) 図3において、ムラサキツユクサの気孔の孔辺細胞の長さは、およそ55μmです。

3. 最終的な答え

問題8:
(1) ②, ⑥
(2) (a) 100 (b) 目盛り (c) 0.01 (d) 10 (e) 対物レンズ
問題9:
(a) 150
(b) 12
(c) 30
(d) 4
(e) 600
(f) 2
(g) 55

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