全体集合$U$が11より小さい自然数全体、集合$A$が8の正の約数全体、集合$B$が10の正の約数全体であるとき、$\overline{A} \cap \overline{B}$と$\overline{A \cup B}$を求める問題です。

その他集合集合演算ド・モルガンの法則
2025/5/8

1. 問題の内容

全体集合UUが11より小さい自然数全体、集合AAが8の正の約数全体、集合BBが10の正の約数全体であるとき、AB\overline{A} \cap \overline{B}AB\overline{A \cup B}を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、集合U,A,BU, A, Bを具体的に書き出します。
U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}
A={1,2,4,8}A = \{1, 2, 4, 8\}
B={1,2,5,10}B = \{1, 2, 5, 10\}
次に、ABA \cup Bを求めます。
AB={1,2,4,5,8,10}A \cup B = \{1, 2, 4, 5, 8, 10\}
A\overline{A}B\overline{B}を求めます。
A=UA={3,5,6,7,9,10}\overline{A} = U - A = \{3, 5, 6, 7, 9, 10\}
B=UB={3,4,6,7,8,9}\overline{B} = U - B = \{3, 4, 6, 7, 8, 9\}
AB\overline{A} \cap \overline{B}を求めます。
AB={3,6,7,9}\overline{A} \cap \overline{B} = \{3, 6, 7, 9\}
AB\overline{A \cup B}を求めます。
AB=U(AB)={3,6,7,9}\overline{A \cup B} = U - (A \cup B) = \{3, 6, 7, 9\}
また、ド・モルガンの法則より、AB=AB\overline{A} \cap \overline{B} = \overline{A \cup B}が成り立つことも確認できます。

3. 最終的な答え

AB={3,6,7,9}\overline{A} \cap \overline{B} = \{3, 6, 7, 9\}
AB={3,6,7,9}\overline{A \cup B} = \{3, 6, 7, 9\}

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