この関数を微分するには、商の微分公式と積の微分公式、そして合成関数の微分公式(チェーンルール)を組み合わせる必要があります。
まず、商の微分公式を適用します。
y=vu のとき、y′=v2u′v−uv′ です。 この問題では、u=x1−x2、v=x+1 となります。 まず、u を微分します。積の微分公式を使います。u=fg のとき、u′=f′g+fg′ です。 ここで、f=x、g=1−x2 とします。 すると、f′=1、g′=21−x21(−2x)=1−x2−x となります。 したがって、u′=(1)1−x2+x(1−x2−x)=1−x2−1−x2x2=1−x21−x2−x2=1−x21−2x2 次に、v を微分します。v=x+1 なので、v′=1 です。 商の微分公式に代入します。
y′=v2u′v−uv′=(x+1)2(1−x21−2x2)(x+1)−(x1−x2)(1)=(x+1)21−x2(1−2x2)(x+1)−x1−x2 分子を整理します。
1−x2(1−2x2)(x+1)−x(1−x2)=1−x2x+1−2x3−2x2−x+x3=1−x2−x3−2x2+1 したがって、
y′=1−x2(x+1)2−x3−2x2+1