問題は、以下の式を満たす $x$ の値を $0 < x < 1$ の範囲で求めることです。 $\frac{-x^3 - 2x^2 + 1}{\sqrt{1-x^2}(x+1)^2} = 0$

代数学方程式三次方程式数値解法近似解分数式
2025/3/20

1. 問題の内容

問題は、以下の式を満たす xx の値を 0<x<10 < x < 1 の範囲で求めることです。
x32x2+11x2(x+1)2=0\frac{-x^3 - 2x^2 + 1}{\sqrt{1-x^2}(x+1)^2} = 0

2. 解き方の手順

分数式が0になるためには、分子が0になり、分母が0にならないことが必要です。
まず、分子が0になる条件を考えます。
x32x2+1=0-x^3 - 2x^2 + 1 = 0
x3+2x21=0x^3 + 2x^2 - 1 = 0
この式を解くために、f(x)=x3+2x21f(x) = x^3 + 2x^2 - 1 とおきます。
f(0)=1f(0) = -1
f(1)=1+21=2f(1) = 1 + 2 - 1 = 2
0<x<10 < x < 1 の範囲で中間値の定理より、少なくとも1つの解が存在します。
f(0.5)=(0.5)3+2(0.5)21=0.125+0.51=0.375f(0.5) = (0.5)^3 + 2(0.5)^2 - 1 = 0.125 + 0.5 - 1 = -0.375
f(0.6)=(0.6)3+2(0.6)21=0.216+0.721=0.064f(0.6) = (0.6)^3 + 2(0.6)^2 - 1 = 0.216 + 0.72 - 1 = -0.064
f(0.7)=(0.7)3+2(0.7)21=0.343+0.981=0.323f(0.7) = (0.7)^3 + 2(0.7)^2 - 1 = 0.343 + 0.98 - 1 = 0.323
x0.6x \approx 0.6 が解に近いことがわかります。より正確な解を求めるには、ニュートン法などの数値解法を用いるか、因数定理を使います。
x3+2x21=(xa)(x2+bx+c)x^3 + 2x^2 - 1 = (x-a)(x^2 + bx + c) という形を仮定し、x0.618x \approx 0.618付近に解があると仮定して計算を進めることもできますが、ここでは解の近似値を求めるところまでとします。
次に、分母が0にならない条件を確認します。
1x2(x+1)20\sqrt{1-x^2}(x+1)^2 \ne 0
1x201 - x^2 \ne 0 かつ (x+1)20(x+1)^2 \ne 0 である必要があります。
x±1x \ne \pm 1 かつ x1x \ne -1
x±1x \ne \pm 1 である必要があります。
0<x<10 < x < 1 という条件があるので、 x=1x=1 となることはありません。
したがって、分子が0になる xx の値を求めれば、それが解となります。x0.618x \approx 0.618 付近の値が解となりそうです。

3. 最終的な答え

近似解:x0.618x \approx 0.618

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