$a$と$k$は実数であり、$ak^2 = \frac{2}{3}$ を満たすとき、以下の2つの問いに答えます。 (1) $k=$[エ]のとき、$a$は無理数となる。 (2) $a=$[オ]のとき、$k$は有理数となる。

代数学方程式有理数無理数平方根代数
2025/5/8

1. 問題の内容

aakkは実数であり、ak2=23ak^2 = \frac{2}{3} を満たすとき、以下の2つの問いに答えます。
(1) k=k=[エ]のとき、aaは無理数となる。
(2) a=a=[オ]のとき、kkは有理数となる。

2. 解き方の手順

(1) a=23k2a = \frac{2}{3k^2} なので、aaが無理数となるためには、kkが有理数でなければなりません。
選択肢の中で、kkが有理数でないものを選びます。すると、k=31k=\sqrt{3}-1k=3k=\sqrt{3}が候補として残ります。
k=3k=\sqrt{3}の場合、a=23(3)2=233=29a = \frac{2}{3(\sqrt{3})^2} = \frac{2}{3 \cdot 3} = \frac{2}{9} となり、aaは有理数になってしまいます。したがって、k=31k=\sqrt{3}-1となります。
k=31k = \sqrt{3}-1のとき、k2=(31)2=323+1=423k^2 = (\sqrt{3}-1)^2 = 3 - 2\sqrt{3} + 1 = 4 - 2\sqrt{3}
a=23(423)=21263=1633=6+33(633)(6+33)=6+333627=6+339=2+33a = \frac{2}{3(4-2\sqrt{3})} = \frac{2}{12-6\sqrt{3}} = \frac{1}{6-3\sqrt{3}} = \frac{6+3\sqrt{3}}{(6-3\sqrt{3})(6+3\sqrt{3})} = \frac{6+3\sqrt{3}}{36 - 27} = \frac{6+3\sqrt{3}}{9} = \frac{2+\sqrt{3}}{3}
aaは無理数になります。
(2) k2=23ak^2 = \frac{2}{3a} なので、k=±23ak = \pm \sqrt{\frac{2}{3a}} となります。kkが有理数となるためには、23a\frac{2}{3a}が平方数である必要があります。
a=31a=\sqrt{3}-1の場合、k=±23(31)=±2(3+1)3(31)=±2(3+1)6=±3+13k=\pm \sqrt{\frac{2}{3(\sqrt{3}-1)}} = \pm \sqrt{\frac{2(\sqrt{3}+1)}{3(3-1)}} = \pm \sqrt{\frac{2(\sqrt{3}+1)}{6}} = \pm \sqrt{\frac{\sqrt{3}+1}{3}}となり、kkは有理数ではありません。
a=32a = \frac{3}{2} の場合、k=±2332=±292=±49=±23k = \pm \sqrt{\frac{2}{3 \cdot \frac{3}{2}}} = \pm \sqrt{\frac{2}{\frac{9}{2}}} = \pm \sqrt{\frac{4}{9}} = \pm \frac{2}{3} となり、kkは有理数になります。
a=3a = \sqrt{3} の場合、k=±233k = \pm \sqrt{\frac{2}{3\sqrt{3}}}となり、kkは有理数ではありません。
a=3a = 3 の場合、k=±233=±29=±23k = \pm \sqrt{\frac{2}{3 \cdot 3}} = \pm \sqrt{\frac{2}{9}} = \pm \frac{\sqrt{2}}{3} となり、kkは有理数ではありません。
したがって、a=32a = \frac{3}{2} のとき、kkは有理数となります。

3. 最終的な答え

(1) k=31k = \sqrt{3}-1 のとき、aaは無理数となる。
(2) a=32a = \frac{3}{2} のとき、kkは有理数となる。

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