$x$ は実数とする。集合を用いて、次の命題の真偽を調べよ。 (1) $-1 < x < 2 \implies x > -2$ (2) $x < 2 \implies -1 < x < 2$

代数学命題集合論理真偽不等式
2025/5/8

1. 問題の内容

xx は実数とする。集合を用いて、次の命題の真偽を調べよ。
(1) 1<x<2    x>2-1 < x < 2 \implies x > -2
(2) x<2    1<x<2x < 2 \implies -1 < x < 2

2. 解き方の手順

(1)
命題 1<x<2    x>2-1 < x < 2 \implies x > -2 の真偽を判定する。
P={xR1<x<2}P = \{x \in \mathbb{R} \mid -1 < x < 2\}
Q={xRx>2}Q = \{x \in \mathbb{R} \mid x > -2\}
集合 PP に属するすべての xx が集合 QQ に属するかどうかを調べればよい。
数直線で考えると、PP1-122 の間の実数、QQ2-2 より大きい実数である。
1>2-1 > -2 であるから、区間 1<x<2-1 < x < 2 に属するすべての xxx>2x > -2 を満たす。
したがって、PQP \subset Q である。
(2)
命題 x<2    1<x<2x < 2 \implies -1 < x < 2 の真偽を判定する。
P={xRx<2}P = \{x \in \mathbb{R} \mid x < 2\}
Q={xR1<x<2}Q = \{x \in \mathbb{R} \mid -1 < x < 2\}
集合 PP に属するすべての xx が集合 QQ に属するかどうかを調べればよい。
x=0x=0 のとき、x<2x<2 を満たす。しかし、1<0<2-1 < 0 < 2 を満たす。
x=2x=-2 のとき、x<2x<2 を満たす。しかし、1<2<2-1 < -2 < 2 は成り立たない。
x=3x = 3 のとき、x<2x<2 を満たさない。
数直線で考えると、PP22 より小さい実数、QQ1-122 の間の実数である。
P⊄QP \not\subset Q である。
x=5x = -5 のとき、x<2x<2 だが 1<x<2-1 < x < 2 ではない。

3. 最終的な答え

(1) 真
(2) 偽

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