xとyが実数であるとき、以下の条件がそれぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもないかのうち、どれに該当するかを答える問題です。 (1) $x=2$ は $x^2-5x+6=0$ であるための条件 (2) $x \ne 0$ は $(x-1)(x-2)=0$ であるための条件 (3) $xy=1$ は $x=1$ であるための条件 (4) $|x|>x$ は $x<0$ であるための条件

代数学必要条件十分条件必要十分条件不等式絶対値二次方程式
2025/5/8

1. 問題の内容

xとyが実数であるとき、以下の条件がそれぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもないかのうち、どれに該当するかを答える問題です。
(1) x=2x=2x25x+6=0x^2-5x+6=0 であるための条件
(2) x0x \ne 0(x1)(x2)=0(x-1)(x-2)=0 であるための条件
(3) xy=1xy=1x=1x=1 であるための条件
(4) x>x|x|>xx<0x<0 であるための条件

2. 解き方の手順

(1) x=2x=2x25x+6=0x^2-5x+6=0 であるための条件:
x25x+6=0x^2-5x+6=0 を解くと、 (x2)(x3)=0(x-2)(x-3)=0 となるので、x=2,3x=2, 3 です。
x=2x=2 ならば x25x+6=0x^2-5x+6=0 は成り立ちます。
x25x+6=0x^2-5x+6=0 ならば x=2x=2 とは限りません(x=3x=3の場合がある)。
したがって、x=2x=2x25x+6=0x^2-5x+6=0 であるための十分条件です。
(2) x0x \ne 0(x1)(x2)=0(x-1)(x-2)=0 であるための条件:
(x1)(x2)=0(x-1)(x-2)=0 を解くと、x=1,2x=1, 2 です。
x0x \ne 0 ならば (x1)(x2)=0(x-1)(x-2)=0 は成り立ちません (x=3x=3の場合など)。
(x1)(x2)=0(x-1)(x-2)=0 ならば x0x \ne 0 は成り立ちます。
したがって、x0x \ne 0(x1)(x2)=0(x-1)(x-2)=0 であるための必要条件です。
(3) xy=1xy=1x=1x=1 であるための条件:
x=1x=1 ならば y=1y=1 でなければ xy=1xy=1 は成り立ちません。
xy=1xy=1 ならば x=1x=1 とは限りません (x=2,y=1/2x=2, y=1/2 の場合など)。
x=1x=1 ならば xy=y=1xy=y=1 とは限りません。
x=1x=1 ならば yy の値によってxy=1xy=1が成り立つ場合と成り立たない場合があります。
したがって、xy=1xy=1x=1x=1 であるためのいずれでもないです。
(4) x>x|x|>xx<0x<0 であるための条件:
x>x|x|>x のとき、x<0x<0 です。なぜなら、x0x \geq 0ならば、x=x|x| = x ですから、x>x|x| > x が成り立ちません。
x<0x<0 のとき、x=x>x|x| = -x > x ですから、x>x|x|>x が成り立ちます。
したがって、x>x|x|>xx<0x<0 であるための必要十分条件です。

3. 最終的な答え

(1) 十分条件
(2) 必要条件
(3) ×
(4) 必要十分条件

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