xとyが実数であるとき、以下の条件がそれぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもないかのうち、どれに該当するかを答える問題です。 (1) $x=2$ は $x^2-5x+6=0$ であるための条件 (2) $x \ne 0$ は $(x-1)(x-2)=0$ であるための条件 (3) $xy=1$ は $x=1$ であるための条件 (4) $|x|>x$ は $x<0$ であるための条件
2025/5/8
1. 問題の内容
xとyが実数であるとき、以下の条件がそれぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもないかのうち、どれに該当するかを答える問題です。
(1) は であるための条件
(2) は であるための条件
(3) は であるための条件
(4) は であるための条件
2. 解き方の手順
(1) は であるための条件:
を解くと、 となるので、 です。
ならば は成り立ちます。
ならば とは限りません(の場合がある)。
したがって、 は であるための十分条件です。
(2) は であるための条件:
を解くと、 です。
ならば は成り立ちません (の場合など)。
ならば は成り立ちます。
したがって、 は であるための必要条件です。
(3) は であるための条件:
ならば でなければ は成り立ちません。
ならば とは限りません ( の場合など)。
ならば とは限りません。
ならば の値によってが成り立つ場合と成り立たない場合があります。
したがって、 は であるためのいずれでもないです。
(4) は であるための条件:
のとき、 です。なぜなら、ならば、 ですから、 が成り立ちません。
のとき、 ですから、 が成り立ちます。
したがって、 は であるための必要十分条件です。
3. 最終的な答え
(1) 十分条件
(2) 必要条件
(3) ×
(4) 必要十分条件