東西に6本、南北に7本の道がある街で、PからQまで、PからRを通ってQまで、PからRを通らずにQまで行く場合の最短経路の数を求める問題です。

離散数学組み合わせ最短経路場合の数
2025/5/8

1. 問題の内容

東西に6本、南北に7本の道がある街で、PからQまで、PからRを通ってQまで、PからRを通らずにQまで行く場合の最短経路の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) PからQまで行く場合
PからQまで最短距離で行くには、東に5区画、南に6区画進む必要があります。
したがって、合計11回の移動のうち、東に5回移動する方法の数を求めればよいので、組み合わせの式で計算できます。
11C5=11!5!6!=11×10×9×8×75×4×3×2×1=11×3×2×7=462 _{11}C_5 = \frac{11!}{5!6!} = \frac{11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 11 \times 3 \times 2 \times 7 = 462
(2) PからRを通ってQまで行く場合
まずPからRまで最短距離で行く方法の数を計算します。
PからRまで最短距離で行くには、東に2区画、南に3区画進む必要があります。
したがって、合計5回の移動のうち、東に2回移動する方法の数を求めればよいので、組み合わせの式で計算できます。
5C2=5!2!3!=5×42×1=10 _5C_2 = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
次にRからQまで最短距離で行く方法の数を計算します。
RからQまで最短距離で行くには、東に3区画、南に3区画進む必要があります。
したがって、合計6回の移動のうち、東に3回移動する方法の数を求めればよいので、組み合わせの式で計算できます。
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20 _6C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
PからRを通ってQまで行く場合の数は、PからRまでの経路の数とRからQまでの経路の数を掛け合わせたものです。
10×20=200 10 \times 20 = 200
(3) PからRを通らずにQまで行く場合
PからQまで行くすべての経路の数から、PからRを通ってQまで行く経路の数を引けば、PからRを通らずにQまで行く経路の数が求まります。
462200=262 462 - 200 = 262

3. 最終的な答え

(1) PからQまで行く道順:462通り
(2) PからRを通ってQまで行く道順:200通り
(3) PからRを通らずにQまで行く道順:262通り

「離散数学」の関連問題

与えられた方程式 $x + y + z = 11$ に対して、以下の2つの条件における整数の解の組の数を求める問題です。 (1) $x \geq 0$, $y \geq 0$, $z \geq 0$ ...

重複組み合わせ整数解方程式
2025/8/2

与えられた図において、AからBへ最短経路で移動する方法について、以下の3つの場合について総数を求めます。 (1) AからBまで行く。 (2) AからCを通ってBまで行く。 (3) AからCを通らずにB...

組み合わせ最短経路場合の数組み合わせ論
2025/8/2

与えられた真理値表から論理式を設計し、その論理式をカルノー図を用いて簡略化する。真理値表はA, B, Cをインプットとし、Qをアウトプットとする。

論理回路真理値表論理式カルノー図論理簡略化
2025/8/2

与えられた二つの論理回路図をそれぞれ論理式に変換し、その真理値表を作成し、真理値表から論理式の別表現を検討する。

論理回路論理式真理値表ブール代数
2025/8/2

問題は、与えられた2つの論理回路の真理値表を作成することです。1つ目はNOTゲートとNANDゲートの組み合わせで、2つ目は3入力のXORゲートです。

論理回路真理値表ブール代数NOTゲートNANDゲートXORゲート
2025/8/2

与えられた論理回路は XORゲートの変形であり、3つの入力があります。ヒントとして「2変数ごとに XOR を計算」とあります。この回路の出力を求めることが問題です。

論理回路XORゲートブール代数論理演算
2025/8/2

与えられた論理回路の真理値表を作成します。回路はNOTゲートと3入力NANDゲートの組み合わせです。

論理回路真理値表論理演算ブール代数
2025/8/2

与えられた論理回路の真理値表を作成します。回路1はNOTゲートとNANDゲートの組み合わせで、回路2は3入力のXORゲートです。

論理回路真理値表論理演算NOTゲートNANDゲートXORゲート
2025/8/2

3人の候補者に対して、8人の投票者が無記名投票を行う時の票の分かれ方の総数を求める問題です。ただし、候補者は投票できないものとします。

重複組合せ組合せ場合の数
2025/8/2

## 1. 問題の内容

重複組み合わせ組み合わせ場合の数投票
2025/8/2