10個の区別できない玉を4つの箱A, B, C, Dに入れる場合の数を求める問題です。 (1) 各箱に玉を入れなくても良い場合 (2) 各箱に少なくとも1つの玉を入れる場合
2025/5/8
1. 問題の内容
10個の区別できない玉を4つの箱A, B, C, Dに入れる場合の数を求める問題です。
(1) 各箱に玉を入れなくても良い場合
(2) 各箱に少なくとも1つの玉を入れる場合
2. 解き方の手順
(1) 玉を1個も入れない箱があってもよい場合
この問題は、10個の玉と3個の仕切りを並べる順列の総数を求める問題と同じです。
例えば、玉を○、仕切りを|で表すと、
○○○○○○○○○|||
は、箱Aに10個、箱B, C, Dに0個入れることを意味します。
したがって、10個の玉と3個の仕切りの合計13個から3個の仕切りを選ぶ組み合わせの数を計算します。
これは、組み合わせの公式 を用いて計算できます。
この場合、, なので、
(2) それぞれの箱に少なくとも1個は玉を入れる場合
まず、各箱に1個ずつ玉を入れます。すると、残りの玉は10 - 4 = 6個となります。
次に、残りの6個の玉を4つの箱に入れる方法の数を求めます。これは、(1)と同様に考えることができます。
6個の玉と3個の仕切りを並べる順列の総数を求める問題と同じです。
したがって、6個の玉と3個の仕切りの合計9個から3個の仕切りを選ぶ組み合わせの数を計算します。
この場合、, なので、
3. 最終的な答え
(1) 286通り
(2) 84通り