与えられた等比数列の初項から第 $n$ 項までの和を求める問題です。

代数学数列等比数列級数和の公式
2025/5/9

1. 問題の内容

与えられた等比数列の初項から第 nn 項までの和を求める問題です。

2. 解き方の手順

等比数列の和の公式を利用します。
初項を aa、公比を rr とすると、初項から第 nn 項までの和 SnS_n は、
r1r \neq 1 のとき
Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r}
r=1r = 1 のとき
Sn=naS_n = na
で表されます。
(1) 初項 a=1a=1, 公比 r=5r=5 の等比数列です。
r1r \neq 1 なので、
Sn=1(15n)15=15n4=5n14S_n = \frac{1(1-5^n)}{1-5} = \frac{1-5^n}{-4} = \frac{5^n-1}{4}
(2) 初項 a=13a = \frac{1}{3}, 公比 r=13r = \frac{1}{3} の等比数列です。
r1r \neq 1 なので、
Sn=13(1(13)n)113=13(113n)23=1332(113n)=12(113n)=12123n=3n123nS_n = \frac{\frac{1}{3}(1-(\frac{1}{3})^n)}{1-\frac{1}{3}} = \frac{\frac{1}{3}(1-\frac{1}{3^n})}{\frac{2}{3}} = \frac{1}{3} \cdot \frac{3}{2} (1-\frac{1}{3^n}) = \frac{1}{2} (1-\frac{1}{3^n}) = \frac{1}{2} - \frac{1}{2 \cdot 3^n} = \frac{3^n - 1}{2 \cdot 3^n}
(3) 初項 a=6a = 6, 公比 r=2r = -2 の等比数列です。
r1r \neq 1 なので、
Sn=6(1(2)n)1(2)=6(1(2)n)3=2(1(2)n)=2+2(1)n+12nS_n = \frac{6(1-(-2)^n)}{1-(-2)} = \frac{6(1-(-2)^n)}{3} = 2(1-(-2)^n) = 2+2(-1)^{n+1}2^{n}

3. 最終的な答え

(1) 5n14\frac{5^n - 1}{4}
(2) 3n123n\frac{3^n - 1}{2 \cdot 3^n}
(3) 2(1(2)n)2(1 - (-2)^n)

「代数学」の関連問題

$\sqrt[3]{81}$ と $\sqrt[4]{243}$ の大小を比較する問題です。$\sqrt[3]{81}=3^a$、$\sqrt[4]{243}=3^b$ としたとき、$a$ と $b$...

累乗根指数大小比較単調増加関数
2025/5/9

次の2つの方程式を解きます。 (1) $8^{2-x} = 4^{x+1}$ (2) $4^x + 3 \cdot 2^x - 4 = 0$

指数方程式指数方程式対数二次方程式
2025/5/9

$y = \frac{1}{4}^x$ のグラフを4つのグラフ(ア、イ、ウ、エ)の中から選びなさい。

指数関数グラフ指数関数のグラフ
2025/5/9

次の4つの式を因数分解します。 (1) $x^2 + 8x + 15$ (2) $x^2 - 13x + 36$ (3) $x^2 + 2x - 24$ (4) $x^2 - 4xy - 12y^2$

因数分解二次式多項式
2025/5/9

与えられた4つの式を因数分解する問題です。 (1) $x^2 + 8x + 15$ (2) $x^2 - 13x + 36$ (3) $x^2 + 2x - 24$ (4) $x^2 - 4xy - ...

因数分解二次式多項式
2025/5/9

与えられた4つの2次式を因数分解する問題です。 (1) $x^2+8x+15$ (2) $x^2-13x+36$ (3) $x^2+2x-24$ (4) $x^2-4xy-12y^2$

因数分解二次式多項式
2025/5/9

問題は、次の式を展開して簡単にすることです。 $(4x + 3y)(16x^2 - 12xy + 9y^2)$

式の展開因数分解立方和
2025/5/9

問題は、式 $(-m + 2n)^3$ を展開することです。

展開二項定理多項式
2025/5/9

$(3x + y)^3$ を展開してください。

展開多項式3次式
2025/5/9

問題は、式 $(2a-1)(4a^2 + 2a + 1)$ を展開し、簡略化することです。

式の展開因数分解多項式公式
2025/5/9