与えられた関数について、$x$ の値が指定された点における接線の方程式を求める問題です。さらに、その曲線と求めた接線を $xy$ 平面に図示する必要があります。ここでは接線の方程式を求めることに焦点を当てます。

解析学微分接線導関数対数関数指数関数三角関数多項式
2025/5/9

1. 問題の内容

与えられた関数について、xx の値が指定された点における接線の方程式を求める問題です。さらに、その曲線と求めた接線を xyxy 平面に図示する必要があります。ここでは接線の方程式を求めることに焦点を当てます。

2. 解き方の手順

(1) y=logxy = \log x (x=1x=1)
まず、導関数を求めます。
dydx=1x\frac{dy}{dx} = \frac{1}{x}
x=1x=1 を代入して、接線の傾きを求めます。
dydxx=1=11=1\frac{dy}{dx}\Bigr|_{x=1} = \frac{1}{1} = 1
x=1x=1 のときの yy の値を求めます。
y=log1=0y = \log 1 = 0
接点の座標は (1,0)(1, 0) です。接線の傾きが 11 で、点 (1,0)(1, 0) を通る直線の方程式は、
y0=1(x1)y - 0 = 1(x - 1)
y=x1y = x - 1
(2) y=exy = e^x (x=2x=2)
まず、導関数を求めます。
dydx=ex\frac{dy}{dx} = e^x
x=2x=2 を代入して、接線の傾きを求めます。
dydxx=2=e2\frac{dy}{dx}\Bigr|_{x=2} = e^2
x=2x=2 のときの yy の値を求めます。
y=e2y = e^2
接点の座標は (2,e2)(2, e^2) です。接線の傾きが e2e^2 で、点 (2,e2)(2, e^2) を通る直線の方程式は、
ye2=e2(x2)y - e^2 = e^2(x - 2)
y=e2x2e2+e2y = e^2x - 2e^2 + e^2
y=e2xe2y = e^2x - e^2
(3) y=sinxy = \sin x (x=πx=\pi)
まず、導関数を求めます。
dydx=cosx\frac{dy}{dx} = \cos x
x=πx=\pi を代入して、接線の傾きを求めます。
dydxx=π=cosπ=1\frac{dy}{dx}\Bigr|_{x=\pi} = \cos \pi = -1
x=πx=\pi のときの yy の値を求めます。
y=sinπ=0y = \sin \pi = 0
接点の座標は (π,0)(\pi, 0) です。接線の傾きが 1-1 で、点 (π,0)(\pi, 0) を通る直線の方程式は、
y0=1(xπ)y - 0 = -1(x - \pi)
y=x+πy = -x + \pi
(4) y=2x2+3x+1y = 2x^2 + 3x + 1 (x=0x=0)
まず、導関数を求めます。
dydx=4x+3\frac{dy}{dx} = 4x + 3
x=0x=0 を代入して、接線の傾きを求めます。
dydxx=0=4(0)+3=3\frac{dy}{dx}\Bigr|_{x=0} = 4(0) + 3 = 3
x=0x=0 のときの yy の値を求めます。
y=2(0)2+3(0)+1=1y = 2(0)^2 + 3(0) + 1 = 1
接点の座標は (0,1)(0, 1) です。接線の傾きが 33 で、点 (0,1)(0, 1) を通る直線の方程式は、
y1=3(x0)y - 1 = 3(x - 0)
y=3x+1y = 3x + 1

3. 最終的な答え

(1) y=x1y = x - 1
(2) y=e2xe2y = e^2x - e^2
(3) y=x+πy = -x + \pi
(4) y=3x+1y = 3x + 1

「解析学」の関連問題

関数 $y=e^{3x}$ の原点(0,0)を通る接線の方程式を求める問題です。求める接線の方程式は、$y = \text{問10} \cdot e \cdot x$ の形で表されます。

微分接線指数関数
2025/5/12

接点の座標が $(\frac{1}{3}, e^{3 \cdot \frac{1}{3}}) = (\frac{1}{3}, e)$ となり、傾きが $3e^{3 \cdot \frac{1}{3}}...

微分接線指数関数
2025/5/12

関数 $y = e^{3x}$ の原点 $(0,0)$ を通る接線の方程式を求める問題です。その接線の方程式は $y = \boxed{問10} \cdot e \cdot x$ の形で表されるため...

微分接線指数関数
2025/5/12

問題は、与えられた関数 $y = f(x)$ について、$x=2$における微分係数と接線の方程式を求めることです。具体的には、(1) $y = 2x$ と (2) $y = \frac{1}{x^2}...

微分微分係数接線関数の微分
2025/5/12

与えられた関数 $f(x)$ について、その導関数 $f'(x)$ の特定の値や、与えられた関数の接線を求める問題です。具体的には以下の7つの問題があります。 1. $f(x) = e^{3x+2}...

導関数微分接線指数関数対数関数
2025/5/12

与えられた式 $f'(e^2) = 2e^2 \log(e^2) + e^2$ を計算し、その結果を求める問題です。ここで、$\log$ は自然対数(底が $e$)を表します。

微分対数関数計算
2025/5/12

関数 $f(x) = x^3 - x$ は連続関数である。このとき、$f(c) = \pi$ となる $c$ が $1$ と $2$ の間にあることを示す。

連続関数中間値の定理関数の性質
2025/5/12

関数 $y = \frac{1}{x^2}$ の $x=2$ における微分係数と接線の方程式を求める問題です。

微分微分係数接線関数
2025/5/12

与えられた関数を微分し、その結果が正しいことを示す問題です。 (1) $(x)' = 1$ (2) $(x^2)' = 2x$ (3) $(\frac{1}{x})' = -\frac{1}{x^2}...

微分導関数極限
2025/5/12

与えられた無限級数 $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{n^3}{3^n}$ が収束するかどうかを判定します。

無限級数収束比判定法極限
2025/5/12