関数 $f(x) = x^3 - x$ は連続関数である。このとき、$f(c) = \pi$ となる $c$ が $1$ と $2$ の間にあることを示す。
2025/5/12
1. 問題の内容
関数 は連続関数である。このとき、 となる が と の間にあることを示す。
2. 解き方の手順
中間値の定理を利用する。中間値の定理は、「閉区間 で連続な関数 が、 を満たすとき、 と の間の任意の値 に対して、 となる が開区間 に存在する」というものである。
まず、 と の値を計算する。
ここで、 は円周率であり、約 である。したがって、 が成り立つ。
つまり、 である。
関数 は連続関数であるから、中間値の定理より、 となる が開区間 に存在する。
3. 最終的な答え
となる が と の間に存在することが示された。