(1) 接点の座標を (t,f(t)) とします。f(x)=x2−3x+2 より、f′(x)=2x−3 です。よって、接線の方程式は y−f(t)=f′(t)(x−t) y−(t2−3t+2)=(2t−3)(x−t) この接線が点 (2,−1) を通るので、 −1−(t2−3t+2)=(2t−3)(2−t) −1−t2+3t−2=4t−2t2−6+3t −t2+3t−3=−2t2+7t−6 t2−4t+3=0 (t−1)(t−3)=0 t=1 のとき、接点の座標は (1,f(1))=(1,12−3(1)+2)=(1,0) です。接線の傾きは f′(1)=2(1)−3=−1 なので、接線の方程式は y−0=−1(x−1) t=3 のとき、接点の座標は (3,f(3))=(3,32−3(3)+2)=(3,2) です。接線の傾きは f′(3)=2(3)−3=3 なので、接線の方程式は y−2=3(x−3) (2) 曲線 y=x2−3x+2 と直線 y=−x+1 の交点の x 座標は x2−3x+2=−x+1 x2−2x+1=0 (x−1)2=0 曲線 y=x2−3x+2 と直線 y=3x−7 の交点の x 座標は x2−3x+2=3x−7 x2−6x+9=0 (x−3)2=0 2つの接線 y=−x+1 と y=3x−7 の交点の x 座標は −x+1=3x−7 S=∫12(−x+1−(x2−3x+2))dx+∫23(3x−7−(x2−3x+2))dx =∫12(−x2+2x−1)dx+∫23(−x2+6x−9)dx =[−31x3+x2−x]12+[−31x3+3x2−9x]23 =(−38+4−2)−(−31+1−1)+(−327+27−27)−(−38+12−18) =−38+2+31−9+38−(−6) =−38+2+31−9+38+6 =31+2−9+6=31−1=3−2 符号が負になってしまったので,積分区間の順番が逆になっているかもしれない.絶対値を取って正の面積とする.
S=∣∫12(−x2+2x−1)dx∣+∣∫23(−x2+6x−9)dx∣ =∣[−31x3+x2−x]12∣+∣[−31x3+3x2−9x]23∣ =∣(−38+4−2)−(−31+1−1)∣+∣(−327+27−27)−(−38+12−18)∣ =∣−38+2+31∣+∣−9+38+6∣ =∣−37+2∣+∣−3+38∣ =∣−31∣+∣−31∣ =31+31=32