2次方程式 $x^2 + mx + m + 3 = 0$ が異なる2つの負の解を持つように、定数 $m$ の値の範囲を定める。

代数学二次方程式解の存在範囲判別式解と係数の関係
2025/5/9

1. 問題の内容

2次方程式 x2+mx+m+3=0x^2 + mx + m + 3 = 0 が異なる2つの負の解を持つように、定数 mm の値の範囲を定める。

2. 解き方の手順

2次方程式 x2+mx+m+3=0x^2 + mx + m + 3 = 0 が異なる2つの負の解を持つための条件は、以下の3つである。
(1) 判別式 D>0D > 0 (異なる2つの実数解を持つ)
(2) 解の和 <0< 0
(3) 解の積 >0> 0
まず、判別式 DD を計算する。
D=m24(m+3)=m24m12D = m^2 - 4(m+3) = m^2 - 4m - 12
D>0D > 0 より、
m24m12>0m^2 - 4m - 12 > 0
(m6)(m+2)>0(m-6)(m+2) > 0
m<2m < -2 または m>6m > 6
次に、解の和を求める。
解の和は m-m である。
m<0-m < 0 より、
m>0m > 0
最後に、解の積を求める。
解の積は m+3m+3 である。
m+3>0m+3 > 0 より、
m>3m > -3
以上の3つの条件を満たす mm の範囲を求める。
(1) m<2m < -2 または m>6m > 6
(2) m>0m > 0
(3) m>3m > -3
これらの条件を全て満たすのは、m>6m > 6 である。

3. 最終的な答え

m>6m > 6

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