まず、x3=y と置換します。すると、与えられた式は y2−19y−216 となります。
この2次式を因数分解することを考えます。
掛け合わせて-216、足して-19となる2つの数を探します。
216を素因数分解すると、216=23⋅33=8⋅27 となります。 27と8の差は19なので、-27と8が求める数であることがわかります。
したがって、
y2−19y−216=(y−27)(y+8) となります。
ここで、y=x3 に戻すと、 (x3−27)(x3+8) となります。
さらに、x3−27 は x3−33 と書けるので、a3−b3=(a−b)(a2+ab+b2) の公式より、 x3−27=(x−3)(x2+3x+9) となります。
同様に、x3+8 は x3+23 と書けるので、a3+b3=(a+b)(a2−ab+b2) の公式より、 x3+8=(x+2)(x2−2x+4) となります。
したがって、
(x3−27)(x3+8)=(x−3)(x2+3x+9)(x+2)(x2−2x+4) となります。