絶対値を含む不等式を解くには、絶対値の中身が正の場合と負の場合に分けて考えます。
(i) 3−2x≥0 の場合、つまり 2x≤3 または x≤23 のとき、∣3−2x∣=3−2x となるので、不等式は次のようになります。 3−2x≥4 x≤−21 x≤23 と x≤−21 の両方を満たす必要があるため、x≤−21 が解の一つとなります。 (ii) 3−2x<0 の場合、つまり 2x>3 または x>23 のとき、∣3−2x∣=−(3−2x)=2x−3 となるので、不等式は次のようになります。 2x−3≥4 x≥27 x>23 と x≥27 の両方を満たす必要があるため、x≥27 が解のもう一つとなります。 したがって、与えられた不等式の解は x≤−21 または x≥27 となります。