与えられた2次関数 $y = x^2 - 2kx + k$ について、以下の問いに答える。 (1) 最小値 $m$ を $k$ の式で表せ。 (2) $k$ の関数として $m$ の最大値と、そのときの $k$ の値を求めよ。

代数学二次関数平方完成最大値最小値
2025/5/11

1. 問題の内容

与えられた2次関数 y=x22kx+ky = x^2 - 2kx + k について、以下の問いに答える。
(1) 最小値 mmkk の式で表せ。
(2) kk の関数として mm の最大値と、そのときの kk の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
2次関数 y=x22kx+ky = x^2 - 2kx + k を平方完成する。
y=(xk)2k2+ky = (x - k)^2 - k^2 + k
このグラフは下に凸の放物線であり、頂点の yy 座標が最小値 mm となる。
よって、m=k2+km = -k^2 + k
(2)
m=k2+km = -k^2 + kkk の2次関数である。
mm を最大にする kk の値を求めるために、再び平方完成する。
m=(k2k)=(k2k+14)+14=(k12)2+14m = -(k^2 - k) = -(k^2 - k + \frac{1}{4}) + \frac{1}{4} = -(k - \frac{1}{2})^2 + \frac{1}{4}
このグラフは上に凸の放物線であり、頂点の yy 座標が最大値となる。
したがって、mm の最大値は 14\frac{1}{4} であり、そのときの kk の値は 12\frac{1}{2} である。

3. 最終的な答え

(1) m=k2+km = -k^2 + k
(2) 最大値:14\frac{1}{4}k=12k = \frac{1}{2}

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