円Oにおいて、$\angle AOC = 115^\circ$であり、直線$l$は点Aで円Oに接している。$\angle ABC = x$、$\angle CPA = y$とするとき、$x$と$y$の値を求めよ。

幾何学接線円周角中心角角度
2025/5/11

1. 問題の内容

円Oにおいて、AOC=115\angle AOC = 115^\circであり、直線llは点Aで円Oに接している。ABC=x\angle ABC = xCPA=y\angle CPA = yとするとき、xxyyの値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、xxの値を求める。
円周角の定理より、AOC\angle AOCは中心角であり、ABC\angle ABCは円周角であるため、
ABC=x=12AOC\angle ABC = x = \frac{1}{2} \angle AOC
AOC=115\angle AOC = 115^\circなので、
x=12×115=57.5x = \frac{1}{2} \times 115^\circ = 57.5^\circ
次に、yyの値を求める。
直線llは円Oの接線なので、OAP=90\angle OAP = 90^\circである。
OAC=1801152=652=32.5\angle OAC = \frac{180^\circ - 115^\circ}{2} = \frac{65^\circ}{2} = 32.5^\circ
したがって、CAP=OAPOAC=9032.5=57.5\angle CAP = \angle OAP - \angle OAC = 90^\circ - 32.5^\circ = 57.5^\circ
三角形APCにおいて、内角の和は180°なので、
APC+PCA+CAP=180\angle APC + \angle PCA + \angle CAP = 180^\circ
y+PCA+57.5=180y + \angle PCA + 57.5^\circ = 180^\circ
ここで、PCA=OCA=32.5\angle PCA = \angle OCA = 32.5^\circである。
y+32.5+57.5=180y + 32.5^\circ + 57.5^\circ = 180^\circ
y+90=180y + 90^\circ = 180^\circ
y=18090=90y = 180^\circ - 90^\circ = 90^\circ
別の解き方:
円の接線に関する定理より、CAP=ABC=x=57.5\angle CAP = \angle ABC = x = 57.5^\circ
三角形PCAにおいて、y+PCA+CAP=180y + \angle PCA + \angle CAP = 180^\circ
y+32.5+57.5=180y + 32.5^\circ + 57.5^\circ = 180^\circ
y+90=180y + 90^\circ = 180^\circ
y=18090=90y = 180^\circ - 90^\circ = 90^\circ

3. 最終的な答え

x=57.5x = 57.5^\circ
y=90y = 90^\circ

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