問題は、$\theta$ が第4象限の角であるという条件のもとで、以下の2つの場合に $\cos\theta$, $\tan\theta$, $\sin\theta$ の値を求める問題です。 (1) $\sin\theta = -\frac{3}{5}$ のとき、$\cos\theta$ と $\tan\theta$ の値を求める。 (2) $\cos\theta = \frac{1}{3}$ のとき、$\sin\theta$ と $\tan\theta$ の値を求める。

幾何学三角関数三角比象限cosθsinθtanθ
2025/5/11

1. 問題の内容

問題は、θ\theta が第4象限の角であるという条件のもとで、以下の2つの場合に cosθ\cos\theta, tanθ\tan\theta, sinθ\sin\theta の値を求める問題です。
(1) sinθ=35\sin\theta = -\frac{3}{5} のとき、cosθ\cos\thetatanθ\tan\theta の値を求める。
(2) cosθ=13\cos\theta = \frac{1}{3} のとき、sinθ\sin\thetatanθ\tan\theta の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) sinθ=35\sin\theta = -\frac{3}{5} のとき
三角関数の基本公式 sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1 を用いて cosθ\cos\theta を求める。
cos2θ=1sin2θ=1(35)2=1925=1625\cos^2\theta = 1 - \sin^2\theta = 1 - \left(-\frac{3}{5}\right)^2 = 1 - \frac{9}{25} = \frac{16}{25}
θ\theta は第4象限の角であるため、cosθ>0\cos\theta > 0 である。したがって、
cosθ=1625=45\cos\theta = \sqrt{\frac{16}{25}} = \frac{4}{5}
次に、tanθ=sinθcosθ\tan\theta = \frac{\sin\theta}{\cos\theta} を用いて tanθ\tan\theta を求める。
tanθ=3545=34\tan\theta = \frac{-\frac{3}{5}}{\frac{4}{5}} = -\frac{3}{4}
(2) cosθ=13\cos\theta = \frac{1}{3} のとき
三角関数の基本公式 sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1 を用いて sinθ\sin\theta を求める。
sin2θ=1cos2θ=1(13)2=119=89\sin^2\theta = 1 - \cos^2\theta = 1 - \left(\frac{1}{3}\right)^2 = 1 - \frac{1}{9} = \frac{8}{9}
θ\theta は第4象限の角であるため、sinθ<0\sin\theta < 0 である。したがって、
sinθ=89=223\sin\theta = -\sqrt{\frac{8}{9}} = -\frac{2\sqrt{2}}{3}
次に、tanθ=sinθcosθ\tan\theta = \frac{\sin\theta}{\cos\theta} を用いて tanθ\tan\theta を求める。
tanθ=22313=22\tan\theta = \frac{-\frac{2\sqrt{2}}{3}}{\frac{1}{3}} = -2\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) cosθ=45\cos\theta = \frac{4}{5}, tanθ=34\tan\theta = -\frac{3}{4}
(2) sinθ=223\sin\theta = -\frac{2\sqrt{2}}{3}, tanθ=22\tan\theta = -2\sqrt{2}

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