毎年預金する1万円について、10年後の金額を計算し、それらを合計します。
1年目に預金した1万円は、10年間複利で運用されるので、10年後の金額は
10000×1.00310=10000×1.0304=10304 円 2年目に預金した1万円は、9年間複利で運用されるので、9年後の金額は
10000×1.0039 円 同様に、n年目に預金した1万円は、(11-n)年間複利で運用されるので、(11-n)年後の金額は
10000×1.003(11−n) 円 したがって、10年間の元利合計は、
S=10000×(1.00310+1.0039+...+1.0031) となります。これは等比数列の和なので、次の公式を使います。
Sn=a1−r1−rn ここで、a は初項、r は公比、n は項数です。 この問題では、初項 a=10000×1.003, 公比 r=1.003, 項数 n=10です。 したがって、
S=10000×1.003×1−1.0031−1.00310=10000×1.003×−0.0031−1.0304=10000×1.003×−0.003−0.0304=10000×1.003×3304×100001 S=10030×0.0030.0304=10000×1.003×0.0031.0304−1=10000×1.003×0.0030.0304=10000×1.003×3304 S=10000×1.003−11.00310−1×(1.003)=10000×(1.0304−1)/(0.003)=10000×0.0304/0.003=10000×(304/3)=102304 S=10000×1.003×0.0031.00310−1≈10000×0.0031.0304−1×1.003=10000×0.0030.0304≈10000×3304=33040000=101333.3333 S=10304+10000×1.0039+⋯+10000×1.003 =10000×(1.003+1.0032+⋯+1.00310)=10000×1.003×1.003−11.00310−1 =10000×1.003×0.0031.0304−1=10000×1.003×0.0030.0304=10000×1.003×3304 ≈10000×101.3=101300. それぞれの金額を計算すると
1年目: 10304
2年目: 10000×1.0039=10273 3年目: 10000×1.0038=10243 4年目: 10000×1.0037=10213 5年目: 10000×1.0036=10183 6年目: 10000×1.0035=10153 7年目: 10000×1.0034=10123 8年目: 10000×1.0033=10090 9年目: 10000×1.0032=10060 10年目: 10000×1.003=10030 これらの合計は102672. 1円未満を切り捨てると 102672円