与えられた三角関数に関する4つの問題に答えます。 (1) 半径 $r$ で中心角 $\theta$ の扇形の弧の長さが $r\theta$ となる理由を説明する。 (2) $\sin$ の微分を微分の定義から求める。 (3) $\tan x = \frac{\sin x}{\cos x}$ の微分を微分の定義から求める。 (4) $\arctan x$ の微分を微分の定義から求める。
2025/5/12
1. 問題の内容
与えられた三角関数に関する4つの問題に答えます。
(1) 半径 で中心角 の扇形の弧の長さが となる理由を説明する。
(2) の微分を微分の定義から求める。
(3) の微分を微分の定義から求める。
(4) の微分を微分の定義から求める。
2. 解き方の手順
(1) 円周の長さは であり、中心角は です。扇形の弧の長さは中心角に比例するため、中心角 の扇形の弧の長さは、
となります。
(2) 微分の定義より、
加法定理より、なので、
であることは既知とします。
したがって、
(3) 微分の定義より、
分子は加法定理の逆より、 なので、
(4) とおくと、 となります。両辺を で微分すると、
したがって、
よって、
3. 最終的な答え
(1) 中心角 の扇形の弧の長さは、円周の長さに対する中心角の比に比例するため、 となる。
(2)
(3)
(4)