与えられた数 $-3, 0, 5, \frac{21}{3}, -\frac{9}{16}, \sqrt{3}, 0.23, 0.6, \pi$ の中から無理数を選び出す問題。ただし、$\pi$は円周率。

数論無理数有理数実数整数の部分小数の部分有理化
2025/5/12
## 問題3

1. 問題の内容

与えられた数 3,0,5,213,916,3,0.23,0.6,π-3, 0, 5, \frac{21}{3}, -\frac{9}{16}, \sqrt{3}, 0.23, 0.6, \pi の中から無理数を選び出す問題。ただし、π\piは円周率。

2. 解き方の手順

無理数とは、有理数でない実数のこと。つまり、分数で表せない数。
* 3,0,5-3, 0, 5 は整数なので有理数。
* 213=7\frac{21}{3} = 7 は整数なので有理数。
* 916-\frac{9}{16} は分数なので有理数。
* 3\sqrt{3} は無理数。(3\sqrt{3}を2乗すると3になるが、そのような有理数は存在しないため。)
* 0.230.2323100\frac{23}{100} と表せるので有理数。
* 0.60.6610=35\frac{6}{10} = \frac{3}{5} と表せるので有理数。
* π\pi は無理数。

3. 最終的な答え

3,π\sqrt{3}, \pi
## 問題4

1. 問題の内容

次の選択肢の中から正しいものをすべて選ぶ問題。

1. 2つの自然数の和、差は常に自然数である。

2. 2つの整数の和、差、積、商は常に整数である。

3. 2つの有理数の和、差、積、商は常に有理数である。

4. 2つの実数の和、差、積、商は常に実数である。

2. 解き方の手順

1. 自然数とは、正の整数のこと。例えば、$1, 2, 3, ...$ 。

2つの自然数の差は常に自然数とは限らない。例えば、12=11 - 2 = -1 は自然数ではない。
したがって、選択肢1は誤り。

2. 整数とは、正の整数、0、負の整数のこと。例えば、$... -2, -1, 0, 1, 2, ...$。

2つの整数の商は常に整数とは限らない。例えば、1÷2=121 \div 2 = \frac{1}{2} は整数ではない。
したがって、選択肢2は誤り。

3. 有理数とは、分数で表せる数のこと。

2つの有理数の和、差、積は常に有理数である。しかし、商については、割る数が0でない場合に有理数となる。
ただし、問題文では常にとなっているため、正確には誤りです。厳密には0で割る場合を除くと記述されるべきです。
ここでは、高校数学の範囲として、有理数/有理数=有理数として考えます。
したがって、選択肢3は正しい。

4. 実数とは、有理数と無理数を合わせた数のこと。

2つの実数の和、差、積は常に実数である。商についても、割る数が0でない場合に実数となる。
ただし、問題文では常にとなっているため、正確には誤りです。厳密には0で割る場合を除くと記述されるべきです。
ここでは、高校数学の範囲として、実数/実数=実数として考えます。
したがって、選択肢4は正しい。

3. 最終的な答え

3, 4
## 問題5

1. 問題の内容

152\frac{1}{\sqrt{5}-2} の整数の部分を aa, 小数の部分を bb とするとき、(1) a,ba, b の値を求めよ。(2) b+1b,b2+1b2b + \frac{1}{b}, b^2 + \frac{1}{b^2} の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) まず、152\frac{1}{\sqrt{5}-2} を有理化する。
152=152×5+25+2=5+2(5)222=5+254=5+2\frac{1}{\sqrt{5}-2} = \frac{1}{\sqrt{5}-2} \times \frac{\sqrt{5}+2}{\sqrt{5}+2} = \frac{\sqrt{5}+2}{(\sqrt{5})^2 - 2^2} = \frac{\sqrt{5}+2}{5-4} = \sqrt{5}+2
4<5<9\sqrt{4} < \sqrt{5} < \sqrt{9} より 2<5<32 < \sqrt{5} < 3
よって、4<5+2<54 < \sqrt{5}+2 < 5
したがって、152\frac{1}{\sqrt{5}-2} の整数の部分は a=4a = 4 である。
小数の部分は b=(5+2)4=52b = (\sqrt{5}+2) - 4 = \sqrt{5}-2
(2) b+1b=(52)+152=(52)+(5+2)=25b + \frac{1}{b} = (\sqrt{5}-2) + \frac{1}{\sqrt{5}-2} = (\sqrt{5}-2) + (\sqrt{5}+2) = 2\sqrt{5}
b2+1b2=(b+1b)22×b×1b=(25)22=4×52=202=18b^2 + \frac{1}{b^2} = (b + \frac{1}{b})^2 - 2 \times b \times \frac{1}{b} = (2\sqrt{5})^2 - 2 = 4 \times 5 - 2 = 20 - 2 = 18

3. 最終的な答え

(1) a=4,b=52a = 4, b = \sqrt{5}-2
(2) b+1b=25,b2+1b2=18b + \frac{1}{b} = 2\sqrt{5}, b^2 + \frac{1}{b^2} = 18

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