長さ5mの棒が、地面に垂直な壁に立てかけられている。棒の下端Aが壁から速さ0.3m/sで遠ざかるとき、棒の下端Aが壁から4m離れたときの、棒の上端Bが壁面上を動く速さを求める。
2025/5/12
1. 問題の内容
長さ5mの棒が、地面に垂直な壁に立てかけられている。棒の下端Aが壁から速さ0.3m/sで遠ざかるとき、棒の下端Aが壁から4m離れたときの、棒の上端Bが壁面上を動く速さを求める。
2. 解き方の手順
棒の下端Aと壁の距離を 、棒の上端Bと地面の距離を とする。棒の長さが5mであることから、三平方の定理より以下の関係式が成り立つ。
この関係式を時間 で微分する。
問題文より、 m/s である。また、 m のとき、 より、
したがって、のとき、である。よって、棒の上端Bが壁面上を動く速さは、 で与えられるので、