ある生徒の5教科の得点について、データの散らばり具合を調べる問題です。平均値は既に計算されており70点であることがわかっています。偏差、偏差の2乗の値を表に埋め、分散と標準偏差を計算します。

確率論・統計学分散標準偏差データ分析統計
2025/5/12

1. 問題の内容

ある生徒の5教科の得点について、データの散らばり具合を調べる問題です。平均値は既に計算されており70点であることがわかっています。偏差、偏差の2乗の値を表に埋め、分散と標準偏差を計算します。

2. 解き方の手順

* **偏差の計算**: 各教科の得点から平均値70点を引いて、偏差を計算します。
* 国語: 8070=1080 - 70 = 10
* 数学: 6070=1060 - 70 = -10
* 理科: 5070=2050 - 70 = -20
* 社会: 9070=2090 - 70 = 20
* 英語: 7070=070 - 70 = 0
* **偏差の2乗の計算**: 各教科の偏差を2乗します。
* 国語: 102=10010^2 = 100
* 数学: (10)2=100(-10)^2 = 100
* 理科: (20)2=400(-20)^2 = 400
* 社会: 202=40020^2 = 400
* 英語: 02=00^2 = 0
* **分散の計算**: 偏差の2乗の平均を計算します。
分散 = 100+100+400+400+05\frac{100 + 100 + 400 + 400 + 0}{5}
* **標準偏差の計算**: 分散の正の平方根を計算します。
標準偏差 = 分散\sqrt{分散}
それでは分散と標準偏差を計算します。
分散 = 100+100+400+400+05=10005=200\frac{100 + 100 + 400 + 400 + 0}{5} = \frac{1000}{5} = 200
標準偏差 = 200=10214.14\sqrt{200} = 10\sqrt{2} \approx 14.14

3. 最終的な答え

分散 = 200
標準偏差 = 10210\sqrt{2} (約14.14) 点
(100)+(100)+(400)+(400)+(0)5=10005=(200)\frac{(100)+(100)+(400)+(400)+(0)}{5} = \frac{1000}{5} = (200)
標準偏差(102)(10\sqrt{2})

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