与えられた3つの三角関数 $y = \cos 2\theta$, $y = \sin \frac{\theta}{2}$, $y = \tan 2\theta$ のグラフを描き、それぞれの周期を求める。

解析学三角関数周期グラフ
2025/5/12

1. 問題の内容

与えられた3つの三角関数 y=cos2θy = \cos 2\theta, y=sinθ2y = \sin \frac{\theta}{2}, y=tan2θy = \tan 2\theta のグラフを描き、それぞれの周期を求める。

2. 解き方の手順

(1) y=cos2θy = \cos 2\theta の場合:
コサイン関数の基本形は y=cosθy = \cos \theta で、周期は 2π2\pi です。y=cos2θy = \cos 2\theta では、θ\theta2θ2\theta に置き換わっているので、周期は 2π2=π\frac{2\pi}{2} = \pi になります。グラフは、y=cosθy = \cos \theta のグラフをθ\theta軸方向に12\frac{1}{2}倍に縮小したものになります。
(2) y=sinθ2y = \sin \frac{\theta}{2} の場合:
サイン関数の基本形は y=sinθy = \sin \theta で、周期は 2π2\pi です。y=sinθ2y = \sin \frac{\theta}{2} では、θ\thetaθ2\frac{\theta}{2} に置き換わっているので、周期は 2π12=4π\frac{2\pi}{\frac{1}{2}} = 4\pi になります。グラフは、y=sinθy = \sin \theta のグラフをθ\theta軸方向に22倍に拡大したものになります。
(3) y=tan2θy = \tan 2\theta の場合:
タンジェント関数の基本形は y=tanθy = \tan \theta で、周期は π\pi です。y=tan2θy = \tan 2\theta では、θ\theta2θ2\theta に置き換わっているので、周期は π2\frac{\pi}{2} になります。グラフは、y=tanθy = \tan \theta のグラフをθ\theta軸方向に12\frac{1}{2}倍に縮小したものになります。

3. 最終的な答え

(1) y=cos2θy = \cos 2\theta の周期: π\pi
(2) y=sinθ2y = \sin \frac{\theta}{2} の周期: 4π4\pi
(3) y=tan2θy = \tan 2\theta の周期: π2\frac{\pi}{2}
グラフについては、描画環境がないため、文章での説明にとどめます。それぞれの関数について、求めた周期を元にグラフを描いてください。

「解析学」の関連問題

双曲線関数 $\sinh x$ と $\cosh x$ がそれぞれ $\sinh x = \frac{e^x - e^{-x}}{2}$、$\cosh x = \frac{e^x + e^{-x}}{...

双曲線関数オイラーの公式複素数
2025/6/17

与えられた5つの極限値をロピタルの定理を用いて計算する問題です。 (1) $\lim_{x \to 0} \frac{1 - e^{-x^2}}{1 - \cos 3x}$ (2) $\lim_{x ...

極限ロピタルの定理三角関数微分
2025/6/17

関数 $f(x) = x^3 + 3x^2 - 9x + 4$ で定義される曲線 $C$ について、以下の問いに答えます。 (1) 曲線 $C$ 上の点 $(t, f(t))$ における接線の方程式を...

微分接線三次関数極値
2025/6/17

問題は2つあります。 1. 極限 $\lim_{x \to +\infty} x \log(\frac{x-1}{x+1})$ を求めよ。

極限テイラー展開ロピタルの定理マクローリン展開sin関数
2025/6/17

定数 $a$ が与えられたとき、曲線 $y = (x^2 + 2x + a)e^x$ の変曲点の個数を調べる問題です。

微分変曲点指数関数二次方程式判別式
2025/6/17

関数 $y = \sin(x+a)\cos(x-a)$ を微分せよ。ただし、$a$ は定数である。

微分三角関数合成関数
2025/6/17

定積分 $\int_{0}^{1} 2^{x} dx$ を計算します。

定積分指数関数積分計算
2025/6/17

関数 $y = \frac{1-\sin x}{1+\cos x}$ を微分して、$y'$ を求める問題です。

微分三角関数商の微分公式関数の微分
2025/6/17

与えられた関数 $y = \frac{\cos x}{1 - \sin x}$ を微分して、$y'$ を求める問題です。

微分三角関数商の微分公式関数の微分
2025/6/17

問題(8)は、関数 $y = \frac{1 - \sin x}{1 + \cos x}$ を微分せよ、という問題です。

微分三角関数商の微分公式合成関数の微分
2025/6/17