まず、2つの放物線の交点を求めるために、x2 の係数をそろえることを目指します。 2つの放物線の方程式を連立させて y を消去します。 x2+(2a−1)x−a2+1=−x2−(a−2)x+a2+a 整理すると、
2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 2x2+3(a−1)x−(2a2+a−1)=0 2x2+3(a−1)x−(2a−1)(a+1)=0 この2次方程式が異なる2つの実数解を持つための条件は、判別式 D>0 です。 D=(3(a−1))2−4(2)(−(2a−1)(a+1)) =9(a2−2a+1)+8(2a2+a−2a−1) =9a2−18a+9+8(2a2−a−1) =9a2−18a+9+16a2−8a−8 =25a2−26a+1>0 (25a−1)(a−1)>0 よって、a<251 または a>1 次に、2交点を通る直線の方程式を求めます。
2つの放物線の式から y を消去した式は、2つの交点の x 座標を解に持つ2次方程式です。この2次方程式を f(x)=0 とします。 2つの交点を通る直線は、2つの放物線の差を計算すれば得られます。
y=x2+(2a−1)x−a2+1 y=−x2−(a−2)x+a2+a 引き算をすると、
0=2x2+(3a−3)x−2a2−a+1−2y 2y=2x2+3(a−1)x−2a2−a+1 移項して 2y−(x2+(2a−1)x−a2+1)=−x2−(a−2)x+a2+a−(x2+(2a−1)x−a2+1) 2y−x2−(2a−1)x+a2−1=0 y−x2−(2a−1)x+a2−1=0 の2倍ではないです。 2つの交点を通る直線は2つの放物線の差で求まるので
(x2+(2a−1)x−a2+1)−(−x2−(a−2)x+a2+a)=0 2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 2つの放物線の式を引き算することで2交点を通る直線の方程式が得られます。
x2+(2a−1)x−a2+1=y −x2−(a−2)x+a2+a=y 2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 2x2+3(a−1)x−(2a−1)(a+1)=0 上記の式はxに関する方程式で、2つの放物線の交点のx座標に関する式です。2つの放物線の差を求めてyを消去したのがこの式なので、元の放物線の式に代入しても直線の方程式は得られません。
2つの交点を通る直線の方程式は、y=mx+n とおけます。 y=x2+(2a−1)x−a2+1とy=−x2−(a−2)x+a2+a の交点を通るので、
y=−x2−(a−2)x+a2+a=x2+(2a−1)x−a2+1 2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 2x2+3(a−1)x−(2a−1)(a+1)=0 異なる2点で交わるならば
(25a−1)(a−1)>0 2つの交点を通る直線は
l:2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 はyを消去した式なので、これでは直線は求められません。
2つの交点を通る直線の方程式は
y−(x2+(2a−1)x−a2+1)=0 y−(−x2−(a−2)x+a2+a)=0 これは間違いです。
2つの放物線の差を取ると
f(x)=2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 g(x)=0が求める直線です。 g(x)=y−x2−(2a−1)x+a2−1=y+x2+(a−2)x−a2−a=0 2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 元の2つの式の差は、
2x2+(3a−3)x−2a2−a+1=0 2つの放物線の式を足し合わせると
2y=(2a−1−a+2)x+(1+a) 2y=(a+1)x+a+1 (x2+(2a−1)x−a2+1)−(−x2−(a−2)x+a2+a)=2x2+3ax−3x−2a2−a+1=0 2x2+3(a−1)x−(a+1)(2a−1)=0 引き算した結果をL(x,a)とすると、 L(x,a)=0は定点を通る直線です。 L(x,a)=2x2+3(a−1)x−2a2−a+1=0 2x2−3x+a(3x−2a−1)+1=0 2x2+3ax−3x−2a2−a+1=0 a(−2a−1)+2x2+3ax−3x+1=0 2y=2x^2+3(a-1)x-2a^2-a+1から計算すると
y=−x2−(a−2)x+a2+a y=x2+(2a−1)x−a2+1 を引き算して 2y=(2a−1+a−2)x+a2+a+1−a2=3ax−3x−a+1 2x^2+(3a-3)x+(-2a^2-a+1)=0
ここで2交点を結ぶ直線は
(2a−1)x−a2+1=0と(-a+2)x+a^2+a