与えられた式 $\frac{(a+b)^2 - c^2}{a^2 - (b+c)^2}$ を簡単にせよ。

代数学式の計算因数分解分数式
2025/5/13

1. 問題の内容

与えられた式 (a+b)2c2a2(b+c)2\frac{(a+b)^2 - c^2}{a^2 - (b+c)^2} を簡単にせよ。

2. 解き方の手順

まず、分子と分母をそれぞれ因数分解します。
分子は、差の二乗の公式 x2y2=(x+y)(xy)x^2 - y^2 = (x+y)(x-y) を用いると、
(a+b)2c2=(a+b+c)(a+bc)(a+b)^2 - c^2 = (a+b+c)(a+b-c)
となります。
次に、分母も同様に差の二乗の公式を用いると、
a2(b+c)2=(a+(b+c))(a(b+c))=(a+b+c)(abc)a^2 - (b+c)^2 = (a+(b+c))(a-(b+c)) = (a+b+c)(a-b-c)
となります。
したがって、元の式は
(a+b)2c2a2(b+c)2=(a+b+c)(a+bc)(a+b+c)(abc)\frac{(a+b)^2 - c^2}{a^2 - (b+c)^2} = \frac{(a+b+c)(a+b-c)}{(a+b+c)(a-b-c)}
となります。ここで、a+b+c0a+b+c \neq 0 ならば、a+b+ca+b+c で約分できます。
(a+b+c)(a+bc)(a+b+c)(abc)=a+bcabc\frac{(a+b+c)(a+b-c)}{(a+b+c)(a-b-c)} = \frac{a+b-c}{a-b-c}

3. 最終的な答え

a+bcabc\frac{a+b-c}{a-b-c}

「代数学」の関連問題

与えられた画像には、複素数平面上の3点 A, B, C が一直線上にあるための条件が記述されています。 具体的には、$\angle BAC = \arg \frac{\gamma - \alpha}{...

複素数複素数平面幾何学一直線偏角実数
2025/5/13

画像に写っている二つの多項式を因数分解する問題です。 (2) $x^3 - 3x^2 + 6x - 8$ (4) $27a^3 - 27a^2b + 9ab^2 - b^3$

因数分解多項式因数定理3次式
2025/5/13

与えられた3次式 $x^3 - 5x^2 - 4x + 20$ を因数分解する問題です。

因数分解多項式3次式差の二乗
2025/5/13

与えられた式 $bc(b-c) + ca(c-a) + ab(a-b)$ を因数分解せよ。

因数分解多項式対称式
2025/5/13

第4項が-40、第6項が-160である等比数列$\{a_n\}$の一般項を求める問題です。

数列等比数列一般項
2025/5/13

与えられた数列 $9, x, 4, \dots$ が等比数列であるとき、$x$ の値を求めよ。

数列等比数列方程式
2025/5/13

与えられた式 $ab(a+b) + bc(b+c) + ca(c+a) + 2abc$ を因数分解する問題です。

因数分解多項式
2025/5/13

第4項が -40, 第6項が -160 である等比数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めよ。

等比数列数列一般項
2025/5/13

与えられた等比数列の一般項 $a_n$ を求め、さらに第5項を求めます。 (1) 初項が-2、公比が3の等比数列。 (2) 2, -6, 18, -54, ... という等比数列。

等比数列数列一般項初項公比
2025/5/13

与えられた式 $x^2 + xy - 2y^2 + x + 11y - 12$ を因数分解してください。

因数分解多項式二次式
2025/5/13