1. 問題の内容
は自然数とする。 と の最大公約数として考えられる数をすべて求める。
2. 解き方の手順
最大公約数を とすると、 は と を割り切る。
よって、 である。
より、 は と の両方を割り切るので、 は 26 を割り切る。
つまり、 は 26 の約数である。26 の約数は 1, 2, 13, 26 である。
それぞれの場合について、 と の最大公約数がそれらの値になりうるかを調べる。
* のとき: のとき、 と の最大公約数は 2 である。
のとき、 と の最大公約数は 1 である。したがって、1 は最大公約数としてあり得る。
* のとき: が偶数、かつ が偶数になる必要がある。
であり、これは常に偶数であるから、 は常に偶数である。
が偶数になるためには、 が奇数である必要がある。したがって、2 は最大公約数としてあり得る。例えば、 のとき、 と の最大公約数は 2 である。
* のとき: より、( は自然数)と表せる。
となり、 は 13 の倍数である。
となり、 も 13 の倍数である。
したがって、13 は最大公約数としてあり得る。例えば、 のとき、 であり、、 となるので、最大公約数は 13 である。
* のとき: より、( は自然数)と表せる。
となり、 は 26 の倍数である。
となり、 も 26 の倍数である。
したがって、26 は最大公約数としてあり得る。例えば、 のとき、 であり、、 となるので、最大公約数は 26 である。
3. 最終的な答え
1, 2, 13, 26