図の三角形ABCの面積を求める問題です。今回は問題(3)を解きます。三角形ABCにおいて、辺ABの長さが$6\sqrt{2}$ cm、角Bが45度、角Cが60度と与えられています。

幾何学三角形面積正弦定理三角比角度
2025/3/21
了解いたしました。画像の問題を解きます。

1. 問題の内容

図の三角形ABCの面積を求める問題です。今回は問題(3)を解きます。三角形ABCにおいて、辺ABの長さが626\sqrt{2} cm、角Bが45度、角Cが60度と与えられています。

2. 解き方の手順

まず、三角形の内角の和は180度であることから、角Aの大きさを求めます。
A=180BC=1804560=75A = 180^\circ - B - C = 180^\circ - 45^\circ - 60^\circ = 75^\circ
次に、正弦定理を用いて、辺BCの長さを求めます。正弦定理は、
asinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
ここで、a=BCa = BC, c=AB=62c = AB = 6\sqrt{2}です。したがって、
BCsinA=ABsinC\frac{BC}{\sin A} = \frac{AB}{\sin C}
BC=ABsinAsinCBC = \frac{AB \cdot \sin A}{\sin C}
BC=62sin75sin60BC = \frac{6\sqrt{2} \cdot \sin 75^\circ}{\sin 60^\circ}
sin75=sin(45+30)=sin45cos30+cos45sin30=2232+2212=6+24\sin 75^\circ = \sin (45^\circ + 30^\circ) = \sin 45^\circ \cos 30^\circ + \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}
sin60=32\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
BC=626+2432=62(6+2)423=32(6+2)223=312+3(2)3=63+63=6(3+1)3=6(3+3)3=2(3+3)=6+23BC = \frac{6\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{6\sqrt{2}(\sqrt{6} + \sqrt{2})}{4} \cdot \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{3\sqrt{2}(\sqrt{6} + \sqrt{2})}{2} \cdot \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{3\sqrt{12} + 3(2)}{\sqrt{3}} = \frac{6\sqrt{3} + 6}{\sqrt{3}} = \frac{6(\sqrt{3} + 1)}{\sqrt{3}} = \frac{6(3+\sqrt{3})}{3} = 2(3+\sqrt{3}) = 6 + 2\sqrt{3}
三角形の面積は、
S=12ABBCsinBS = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot BC \cdot \sin B
S=1262(6+23)sin45=1262(6+23)22=624(6+23)=3(3+3)=9+33S = \frac{1}{2} \cdot 6\sqrt{2} \cdot (6 + 2\sqrt{3}) \cdot \sin 45^\circ = \frac{1}{2} \cdot 6\sqrt{2} \cdot (6 + 2\sqrt{3}) \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{6 \cdot 2}{4} \cdot (6 + 2\sqrt{3}) = 3(3 + \sqrt{3}) = 9 + 3\sqrt{3}

3. 最終的な答え

三角形ABCの面積は、9+339 + 3\sqrt{3} cm2^2です。

「幾何学」の関連問題

台形ABCDにおいて、$AD // BC$ であり、$AD:BC = 2:3$、$BE:ED = 3:1$ である。三角形DECの面積が$9 cm^2$のとき、台形ABCDの面積を求める。

台形面積相似
2025/4/6

右の図の直角三角形ABCを直線 $l$ を軸として1回転させてできる立体の体積を求める問題です。

体積円錐回転体図形
2025/4/6

扇形OXYの弧上に点A, Bがある。条件1(直線APは点Aを接点とする接線である)と条件2(AP=BPである)の両方を満たす点Pを作図する。

作図接線垂直二等分線扇形
2025/4/6

三角形ABCにおいて、辺BC上にあり、辺ABと辺ACまでの距離が等しい点Pを作図せよ。

作図三角形角の二等分線コンパスと定規
2025/4/6

直線 $l$ 上の点 $A$ と、直線 $l$ 上にない点 $B$ が与えられている。点 $A$ で直線 $l$ に接し、点 $B$ を通る円の中心 $O$ を作図する。

作図接線垂直二等分線
2025/4/6

点Pから直線lまでの最短距離となる点Qを、作図によって求める問題です。

作図垂線点と直線の距離幾何学的作図
2025/4/6

正四角錐の形をした容器に2Lの水を入れたら、容器のちょうど半分の深さまで水が入った。この容器がいっぱいになるまで水を入れるとき、あと何Lの水が必要か求める。

体積正四角錐相似体積比
2025/4/6

円柱Pと円柱Qが相似で、相似比が2:3である。円柱Pの半径は5cm、高さは10cmである。以下の問いに答える。 (1) 円柱Pの表面積を求める。 (2) 円柱Pの体積を求める。 (3) 円柱Qの表面積...

円柱相似表面積体積
2025/4/6

半径4cmの円の$\frac{1}{4}$の図形を、直線lを軸として回転させてできる立体の表面積と体積を求める問題です。

立体図形回転体表面積体積半球π
2025/4/6

与えられた円錐について、(1)表面積を求め、(2)体積を求める。円錐の母線の長さは10cm、底面の半径は6cm、高さは8cmである。

円錐表面積体積図形
2025/4/6