与えられた整式の組に対して、最大公約数と最小公倍数を求める問題です。 (1) $ab^2$, $bc$ (2) $4ab^2c^3$, $6a^2bcd$, $8acd^2$ (3) $2x^2(x+1)(x-3)$, $6x(x+1)^2(x+2)^2$, $x(x+1)$

代数学最大公約数最小公倍数整式因数分解
2025/5/14

1. 問題の内容

与えられた整式の組に対して、最大公約数と最小公倍数を求める問題です。
(1) ab2ab^2, bcbc
(2) 4ab2c34ab^2c^3, 6a2bcd6a^2bcd, 8acd28acd^2
(3) 2x2(x+1)(x3)2x^2(x+1)(x-3), 6x(x+1)2(x+2)26x(x+1)^2(x+2)^2, x(x+1)x(x+1)

2. 解き方の手順

(1)
最大公約数(GCD):
ab2ab^2bcbc に共通する因子は bb のみです。したがって、最大公約数は bb です。
最小公倍数(LCM):
ab2ab^2bcbc の最小公倍数は、それぞれの式に含まれる全ての因子を、最も大きい指数で含んでいる必要があります。
aa, b2b^2, cc を含んでいる必要があります。したがって、最小公倍数は ab2cab^2c です。
(2)
最大公約数(GCD):
4ab2c34ab^2c^3, 6a2bcd6a^2bcd, 8acd28acd^2 の係数の最大公約数は 2 です。
aa, bb, cc, dd の各文字について、全ての式に共通する最小の指数を選びます。
aa は全ての式に含まれており、最小の指数は1です。
bb は全ての式に含まれており、最小の指数は1です。
cc は全ての式に含まれており、最小の指数は1です。
dd は全ての式に含まれており、最小の指数は1です。
したがって、最大公約数は 2abcd2abc d です。
最小公倍数(LCM):
4ab2c34ab^2c^3, 6a2bcd6a^2bcd, 8acd28acd^2 の係数の最小公倍数は、4, 6, 8 の最小公倍数である24です。
aa, bb, cc, dd の各文字について、最も大きい指数を選びます。
aa の最大の指数は2です。
bb の最大の指数は2です。
cc の最大の指数は3です。
dd の最大の指数は2です。
したがって、最小公倍数は 24a2b2c3d224a^2b^2c^3d^2 です。
(3)
最大公約数(GCD):
2x2(x+1)(x3)2x^2(x+1)(x-3), 6x(x+1)2(x+2)26x(x+1)^2(x+2)^2, x(x+1)x(x+1)
係数の最大公約数は 1 です。
xx は全ての式に含まれており、最小の指数は1です。
(x+1)(x+1) は全ての式に含まれており、最小の指数は1です。
(x3)(x-3) は最初の式にのみ含まれています。
(x+2)(x+2) は2番目の式にのみ含まれています。
したがって、最大公約数は x(x+1)x(x+1) です。
最小公倍数(LCM):
2x2(x+1)(x3)2x^2(x+1)(x-3), 6x(x+1)2(x+2)26x(x+1)^2(x+2)^2, x(x+1)x(x+1)
係数の最小公倍数は、2, 6, 1 の最小公倍数である6です。
xx の最大の指数は2です。
(x+1)(x+1) の最大の指数は2です。
(x3)(x-3) の最大の指数は1です。
(x+2)(x+2) の最大の指数は2です。
したがって、最小公倍数は 6x2(x+1)2(x3)(x+2)26x^2(x+1)^2(x-3)(x+2)^2 です。

3. 最終的な答え

(1)
最大公約数: bb
最小公倍数: ab2cab^2c
(2)
最大公約数: 2abcd2abcd
最小公倍数: 24a2b2c3d224a^2b^2c^3d^2
(3)
最大公約数: x(x+1)x(x+1)
最小公倍数: 6x2(x+1)2(x3)(x+2)26x^2(x+1)^2(x-3)(x+2)^2

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