(1) 2次方程式 $x^2 - (k-1)x + k = 0$ の2つの解の比が $2:3$ となるとき、定数 $k$ の値を求めよ。 (2) $x$ の2次方程式 $x^2 - 2kx + k = 0$ ($k$ は定数) が異なる2つの解 $\alpha, \alpha^2$ をもつとき、$\alpha$ の値を求めよ。
2025/5/14
1. 問題の内容
(1) 2次方程式 の2つの解の比が となるとき、定数 の値を求めよ。
(2) の2次方程式 ( は定数) が異なる2つの解 をもつとき、 の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 2つの解の比が なので、解を , とおく。
解と係数の関係より、
これらの式から を消去して を求める。
より
に代入して、
(2) と は の異なる2つの解なので、解と係数の関係より、
この2式から を消去する。
または
のとき、 となる。このとき、2次方程式は となり、解は の重解になる。これは異なる2つの解を持つという条件に反するので、。
したがって、
のとき、 となり、 となるので、解は の重解。これは異なる2つの解を持つという条件に反する。
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)