問題は2つあります。 (3) 図において、点Pから点Qへ行く最短経路の総数を求める。 (4) (3)の最短経路のうち、線分RSを通る経路の数を求める。

離散数学組み合わせ最短経路順列場合の数
2025/5/14

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(3) 図において、点Pから点Qへ行く最短経路の総数を求める。
(4) (3)の最短経路のうち、線分RSを通る経路の数を求める。

2. 解き方の手順

(3) PからQへの最短経路を求める。
PからQへは、右に5マス、下に3マス進む必要がある。したがって、合計8マスの移動のうち、右への移動が5回、下への移動が3回となる。これは同じものを含む順列の問題として考えることができる。
最短経路の総数は、
8!5!3!=8×7×63×2×1=8×7=56\frac{8!}{5!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56
(4) PからRを通ってSを通りQへ行く最短経路を求める。
PからRへは、右に1マス、下に1マス進む必要がある。したがって、
経路の総数は、
2!1!1!=2\frac{2!}{1!1!} = 2
RからSへは、右に1マス進む必要がある。経路は1つ。
SからQへは、右に3マス、下に2マス進む必要がある。したがって、
経路の総数は、
5!3!2!=5×42×1=10\frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
よって、PからRを通ってSを通りQへ行く最短経路は、
2×1×10=202 \times 1 \times 10 = 20

3. 最終的な答え

(3) PからQへの最短経路は56通り
(4) RS間を通る最短経路は20通り

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