1. 問題の内容
(3) 下の図において、PからQへ行く最短経路は何通りあるか。
(4) (3)の最短経路のうち、RS間を通るものは何通りあるか。
2. 解き方の手順
(3) PからQへ行く最短経路の総数を求める。
PからQへは、右に4回、下に3回移動する必要がある。
したがって、最短経路は合計7回の移動で構成され、そのうち4回が右方向への移動、3回が下方向への移動である。
これは、7回の移動のうち、どの4回を右方向への移動にするかを選ぶ組み合わせの数に等しい。
したがって、最短経路の総数は で計算できる。
(4) RS間を通る最短経路の数を求める。
PからRへ行く最短経路の数を求める。
PからRへは、右に1回、下に1回移動する必要がある。
したがって、最短経路は合計2回の移動で構成され、そのうち1回が右方向への移動、1回が下方向への移動である。
これは、2回の移動のうち、どの1回を右方向への移動にするかを選ぶ組み合わせの数に等しい。
したがって、PからRへの最短経路の総数は で計算できる。
RからSへ行く経路は1通り。
SからQへ行く最短経路の数を求める。
SからQへは、右に2回、下に2回移動する必要がある。
したがって、最短経路は合計4回の移動で構成され、そのうち2回が右方向への移動、2回が下方向への移動である。
これは、4回の移動のうち、どの2回を右方向への移動にするかを選ぶ組み合わせの数に等しい。
したがって、SからQへの最短経路の総数は で計算できる。
PからRを通りSを通りQへ行く経路は、PからRへの経路数 RからSへの経路数 SからQへの経路数で計算できる。
これは、 通りとなる。
3. 最終的な答え
(3) 35通り
(4) 12通り