$m + n$ が奇数ならば、$m^2 + n^2$ が奇数であることを対偶を用いて証明する問題です。$m+n = 2k+1$ と表せるとき、$m^2 + n^2 = 2(2k^2 + 2k - mn) + 1$ であることを示すようです。

数論整数の性質証明対偶奇数偶数
2025/5/14

1. 問題の内容

m+nm + n が奇数ならば、m2+n2m^2 + n^2 が奇数であることを対偶を用いて証明する問題です。m+n=2k+1m+n = 2k+1 と表せるとき、m2+n2=2(2k2+2kmn)+1m^2 + n^2 = 2(2k^2 + 2k - mn) + 1 であることを示すようです。

2. 解き方の手順

与えられた式 m+n=2k+1m + n = 2k + 1 を用いて、m2+n2m^2 + n^2 を計算し、奇数であることを示します。
まず、m2+n2m^2 + n^2(m+n)22mn(m+n)^2 - 2mn と変形します。これは以下の式変形により示されます。
m2+n2=m2+2mn+n22mn=(m+n)22mnm^2 + n^2 = m^2 + 2mn + n^2 - 2mn = (m+n)^2 - 2mn
次に、m+n=2k+1m + n = 2k + 1 を代入します。
m2+n2=(2k+1)22mn=4k2+4k+12mn=2(2k2+2kmn)+1m^2 + n^2 = (2k+1)^2 - 2mn = 4k^2 + 4k + 1 - 2mn = 2(2k^2 + 2k - mn) + 1
ここで、括弧の中身 2k2+2kmn2k^2 + 2k - mn は整数なので、2(2k2+2kmn)+12(2k^2 + 2k - mn) + 1 は奇数であることがわかります。したがって、m2+n2m^2 + n^2 は奇数となります。

3. 最終的な答え

m+nm + n が奇数のとき、m2+n2m^2 + n^2 は奇数である。

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