与えられた式をペアに分けて共通因数でくくり出します。
まず、最初の2つの項 x2y と −x2z を x2 でくくり出すと、 x2(y−z) となります。 次に、後ろの2つの項 y2z と −xy2 を y2 でくくり出すと、y2(z−x)となります。 したがって、与えられた式は
x2(y−z)+y2(z−x) となります。
このままでは共通因数が見つからないので、式を並び替えてみます。
x2y−x2z+y2z−xy2=x2y−xy2−x2z+y2z 最初の2つの項を xy でくくり出すと、xy(x−y)となります。 後ろの2つの項を −z でくくり出すと、−z(x2−y2)となります。 xy(x−y)−z(x2−y2) x2−y2=(x−y)(x+y) なので、 xy(x−y)−z(x−y)(x+y)=(x−y)[xy−z(x+y)] =(x−y)(xy−zx−zy)=(x−y)(xy−xz−yz) 最終的には、
x2y−x2z+y2z−xy2=x2y−xy2−x2z+y2z=xy(x−y)−z(x2−y2)=xy(x−y)−z(x−y)(x+y)=(x−y)[xy−z(x+y)]=(x−y)(xy−xz−yz)=−(x−y)(xz+yz−xy) となります。