12人の生徒を、指定された人数構成の3つのグループに分ける場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 7人、3人、2人の3組に分ける。 (2) 4人ずつ3組に分ける。 (3) 6人、3人、3人の3組に分ける。

離散数学組み合わせ場合の数順列二項係数
2025/5/14

1. 問題の内容

12人の生徒を、指定された人数構成の3つのグループに分ける場合の数をそれぞれ求めます。
(1) 7人、3人、2人の3組に分ける。
(2) 4人ずつ3組に分ける。
(3) 6人、3人、3人の3組に分ける。

2. 解き方の手順

(1) 7人、3人、2人の3組に分ける場合
まず、12人の中から7人を選ぶ組み合わせの数は 12C7{}_{12}C_7 通りです。
次に、残りの5人の中から3人を選ぶ組み合わせの数は 5C3{}_5C_3 通りです。
最後に、残りの2人の中から2人を選ぶ組み合わせの数は 2C2{}_2C_2 通りです。
したがって、求める場合の数は
12C7×5C3×2C2=12!7!5!×5!3!2!×2!2!0!=792×10×1=7920{}_{12}C_7 \times {}_5C_3 \times {}_2C_2 = \frac{12!}{7!5!} \times \frac{5!}{3!2!} \times \frac{2!}{2!0!} = 792 \times 10 \times 1 = 7920 通り
(2) 4人ずつ3組に分ける場合
まず、12人の中から4人を選ぶ組み合わせの数は 12C4{}_{12}C_4 通りです。
次に、残りの8人の中から4人を選ぶ組み合わせの数は 8C4{}_8C_4 通りです。
最後に、残りの4人の中から4人を選ぶ組み合わせの数は 4C4{}_4C_4 通りです。
この場合、3つのグループの人数が同じなので、グループの区別をなくすために、3!で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は
12C4×8C4×4C43!=12!4!8!×8!4!4!×4!4!0!3!=495×70×16=346506=5775\frac{{}_{12}C_4 \times {}_8C_4 \times {}_4C_4}{3!} = \frac{\frac{12!}{4!8!} \times \frac{8!}{4!4!} \times \frac{4!}{4!0!}}{3!} = \frac{495 \times 70 \times 1}{6} = \frac{34650}{6} = 5775 通り
(3) 6人、3人、3人の3組に分ける場合
まず、12人の中から6人を選ぶ組み合わせの数は 12C6{}_{12}C_6 通りです。
次に、残りの6人の中から3人を選ぶ組み合わせの数は 6C3{}_6C_3 通りです。
最後に、残りの3人の中から3人を選ぶ組み合わせの数は 3C3{}_3C_3 通りです。
この場合、3人のグループが2つあるので、それらの区別をなくすために2!で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は
12C6×6C3×3C32!=12!6!6!×6!3!3!×3!3!0!2!=924×20×12=184802=9240\frac{{}_{12}C_6 \times {}_6C_3 \times {}_3C_3}{2!} = \frac{\frac{12!}{6!6!} \times \frac{6!}{3!3!} \times \frac{3!}{3!0!}}{2!} = \frac{924 \times 20 \times 1}{2} = \frac{18480}{2} = 9240 通り

3. 最終的な答え

(1) 7920通り
(2) 5775通り
(3) 9240通り

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