次の連立不等式を満たす整数 $x$ がちょうど4個存在するような定数 $a$ の値の範囲を求める。 $ \begin{cases} 2x - 3 < x \\ 2x - a > 0 \end{cases} $

代数学連立不等式不等式整数解範囲
2025/5/15

1. 問題の内容

次の連立不等式を満たす整数 xx がちょうど4個存在するような定数 aa の値の範囲を求める。
\begin{cases}
2x - 3 < x \\
2x - a > 0
\end{cases}

2. 解き方の手順

まず、それぞれの不等式を解く。
(1)の不等式:
2x3<x2x - 3 < x
2xx<32x - x < 3
x<3x < 3
(2)の不等式:
2xa>02x - a > 0
2x>a2x > a
x>a2x > \frac{a}{2}
したがって、連立不等式の解は a2<x<3\frac{a}{2} < x < 3 となる。
この範囲に整数 xx がちょうど4個存在する条件を考える。
xx は整数なので、条件を満たす整数は小さい順に 2,1,0,1,2-2, -1, 0, 1, 2である。x<3x<3より整数は22までであるから、
この連立不等式を満たす整数 xx が4個存在するためには、整数が 1,0,1,2-1, 0, 1, 2でなければならない。
したがって、
2<a21-2 < \frac{a}{2} \leq -1 が必要となる。
a2\frac{a}{2}2-2 未満だと、条件を満たす整数が3個以下になってしまう。
a2\frac{a}{2}1-1 より大きいと、条件を満たす整数が5個以上になってしまう。
2<a21-2 < \frac{a}{2} \leq -1 を解くと、
4<a2-4 < a \leq -2

3. 最終的な答え

4<a2-4 < a \leq -2

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