円 $x^2 + y^2 = 1$ と直線 $y = x + m$ が共有点を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求める。

代数学直線共有点判別式二次方程式
2025/5/15

1. 問題の内容

x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 と直線 y=x+my = x + m が共有点を持つとき、定数 mm の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

まず、直線の方程式 y=x+my = x + m を円の方程式 x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 に代入する。
すると、x2+(x+m)2=1x^2 + (x + m)^2 = 1 となる。
これを展開して整理すると、x2+x2+2mx+m2=1x^2 + x^2 + 2mx + m^2 = 1 となり、2x2+2mx+m21=02x^2 + 2mx + m^2 - 1 = 0 という xx に関する2次方程式が得られる。
円と直線が共有点を持つためには、この2次方程式が実数解を持つ必要がある。
つまり、判別式 DDD0D \ge 0 を満たさなければならない。
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac で求められるので、2x2+2mx+m21=02x^2 + 2mx + m^2 - 1 = 0 の判別式は、D=(2m)242(m21)=4m28(m21)=4m28m2+8=4m2+8D = (2m)^2 - 4 \cdot 2 \cdot (m^2 - 1) = 4m^2 - 8(m^2 - 1) = 4m^2 - 8m^2 + 8 = -4m^2 + 8 となる。
D0D \ge 0 より、4m2+80-4m^2 + 8 \ge 0
これを解くと、4m284m^2 \le 8 より、m22m^2 \le 2
したがって、2m2-\sqrt{2} \le m \le \sqrt{2}

3. 最終的な答え

2m2-\sqrt{2} \le m \le \sqrt{2}

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