(1) 1個のサイコロを投げたとき、出た目の期待値を求めます。 (2) 2枚の10円硬貨を同時に投げたとき、表が出た硬貨をもらえる金額の期待値を求めます。

確率論・統計学期待値確率サイコロ硬貨
2025/5/16

1. 問題の内容

(1) 1個のサイコロを投げたとき、出た目の期待値を求めます。
(2) 2枚の10円硬貨を同時に投げたとき、表が出た硬貨をもらえる金額の期待値を求めます。

2. 解き方の手順

(1) サイコロの期待値
サイコロの目は1から6まであり、それぞれの出る確率は16\frac{1}{6}です。期待値は、それぞれの目の値にその確率を掛けたものの和で求められます。
E=1×16+2×16+3×16+4×16+5×16+6×16E = 1 \times \frac{1}{6} + 2 \times \frac{1}{6} + 3 \times \frac{1}{6} + 4 \times \frac{1}{6} + 5 \times \frac{1}{6} + 6 \times \frac{1}{6}
E=1+2+3+4+5+66=216=72=3.5E = \frac{1+2+3+4+5+6}{6} = \frac{21}{6} = \frac{7}{2} = 3.5
(2) 10円硬貨の期待値
2枚の硬貨を投げたとき、表の出る枚数は0枚、1枚、2枚の3通りがあります。それぞれの確率と、もらえる金額は以下のようになります。
* 2枚とも裏:確率は(12)×(12)=14(\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{1}{4}、もらえる金額は0円
* 1枚が表、1枚が裏:確率は2×(12)×(12)=24=122 \times (\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}、もらえる金額は10円
* 2枚とも表:確率は(12)×(12)=14(\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{1}{4}、もらえる金額は20円
期待値は、それぞれの金額にその確率を掛けたものの和で求められます。
E=0×14+10×12+20×14E = 0 \times \frac{1}{4} + 10 \times \frac{1}{2} + 20 \times \frac{1}{4}
E=0+5+5=10E = 0 + 5 + 5 = 10

3. 最終的な答え

(1) サイコロの期待値:3.5
(2) 10円硬貨の期待値:10円

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