Aの袋にはコーヒー3本、りんごジュース2本が入っている。Bの袋にはりんごジュース2本、紅茶2本が入っている。Aの袋から3本を取り出しBの袋に入れた後、Bの袋から2本を取り出したとき、取り出した2本が同じ種類の飲料である確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/5/16

1. 問題の内容

Aの袋にはコーヒー3本、りんごジュース2本が入っている。Bの袋にはりんごジュース2本、紅茶2本が入っている。Aの袋から3本を取り出しBの袋に入れた後、Bの袋から2本を取り出したとき、取り出した2本が同じ種類の飲料である確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、Aの袋から3本取り出す組み合わせを考える。次に、それぞれの組み合わせでBの袋に入っている飲料の種類と本数を求め、Bの袋から2本取り出して同じ種類になる確率を計算する。最後に、それぞれの確率を足し合わせる。
場合分けは以下の通り:
(1) コーヒー3本: 確率は (33)(53)=110\frac{\binom{3}{3}}{\binom{5}{3}} = \frac{1}{10}。このとき、Bの袋はコーヒー3本、りんごジュース2本、紅茶2本となる。この袋から2本を取り出して同じ種類になる確率は (32)+(22)+(22)(72)=3+1+121=521\frac{\binom{3}{2} + \binom{2}{2} + \binom{2}{2}}{\binom{7}{2}} = \frac{3 + 1 + 1}{21} = \frac{5}{21}
(2) コーヒー2本、りんごジュース1本: 確率は (32)(21)(53)=3×210=610=35\frac{\binom{3}{2} \binom{2}{1}}{\binom{5}{3}} = \frac{3 \times 2}{10} = \frac{6}{10} = \frac{3}{5}。このとき、Bの袋はコーヒー2本、りんごジュース3本、紅茶2本となる。この袋から2本を取り出して同じ種類になる確率は (22)+(32)+(22)(72)=1+3+121=521\frac{\binom{2}{2} + \binom{3}{2} + \binom{2}{2}}{\binom{7}{2}} = \frac{1 + 3 + 1}{21} = \frac{5}{21}
(3) コーヒー1本、りんごジュース2本: 確率は (31)(22)(53)=3×110=310\frac{\binom{3}{1} \binom{2}{2}}{\binom{5}{3}} = \frac{3 \times 1}{10} = \frac{3}{10}。このとき、Bの袋はコーヒー1本、りんごジュース4本、紅茶2本となる。この袋から2本を取り出して同じ種類になる確率は (12)+(42)+(22)(72)=0+6+121=721=13\frac{\binom{1}{2} + \binom{4}{2} + \binom{2}{2}}{\binom{7}{2}} = \frac{0 + 6 + 1}{21} = \frac{7}{21} = \frac{1}{3}
求める確率は、
(110×521)+(35×521)+(310×13)=5210+15105+330=142+214+110=142+642+21/2210=321+110=17+110=10+770=1770(\frac{1}{10} \times \frac{5}{21}) + (\frac{3}{5} \times \frac{5}{21}) + (\frac{3}{10} \times \frac{1}{3}) = \frac{5}{210} + \frac{15}{105} + \frac{3}{30} = \frac{1}{42} + \frac{2}{14} + \frac{1}{10} = \frac{1}{42} + \frac{6}{42} + \frac{21/2}{210} = \frac{3}{21} + \frac{1}{10} = \frac{1}{7} + \frac{1}{10} = \frac{10 + 7}{70} = \frac{17}{70}

3. 最終的な答え

1770\frac{17}{70}

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