自然数 $a$ について、和が2で積が $2-a$ となる2つの異なる整数が存在する。このような $a$ を小さい順に $a_1, a_2, a_3, ...$ とおく。$a_1, a_2, a_3$ の値を求め、数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $k$ 項までの和が294であるとき、$k$ の値を求める。
2025/3/7
1. 問題の内容
自然数 について、和が2で積が となる2つの異なる整数が存在する。このような を小さい順に とおく。 の値を求め、数列 の初項から第 項までの和が294であるとき、 の値を求める。
2. 解き方の手順
和が2で積が となる2つの整数を とすると、
と は の二次方程式 の解である。この方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 が正である必要がある。
また、 は整数なので、判別式 は平方数でなければならない。つまり、 が平方数である必要がある。
( は整数)
であるから、 は平方数でなければならない。
( は整数)
は の最小値なので、 のとき、
のとき、
のとき、
したがって、
数列 の初項から第 項までの和 は、
より、
を代入すると、
したがって、