一般項が $a_n = 3n - 5$ で表される等差数列 $\{a_n\}$ がある。数列 $\{a_n\}$ の項を初項から1つおきにとってできる数列 $a_1, a_3, a_5, \dots$ を $\{b_n\}$ とする。このとき、数列 $\{b_n\}$ が等差数列であることを示し、数列 $\{b_n\}$ の初項と公差を求めよ。

代数学数列等差数列一般項公差初項
2025/5/18

1. 問題の内容

一般項が an=3n5a_n = 3n - 5 で表される等差数列 {an}\{a_n\} がある。数列 {an}\{a_n\} の項を初項から1つおきにとってできる数列 a1,a3,a5,a_1, a_3, a_5, \dots{bn}\{b_n\} とする。このとき、数列 {bn}\{b_n\} が等差数列であることを示し、数列 {bn}\{b_n\} の初項と公差を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、数列 {bn}\{b_n\} の一般項 bnb_nnn を用いて表す。
bnb_n は数列 {an}\{a_n\} の奇数番目の項なので、a2n1a_{2n-1} と表せる。
したがって、
bn=a2n1=3(2n1)5=6n35=6n8b_n = a_{2n-1} = 3(2n-1) - 5 = 6n - 3 - 5 = 6n - 8
数列 {bn}\{b_n\} が等差数列であることを示すには、bn+1bnb_{n+1} - b_nnn に依存しない定数であることを示せばよい。
bn+1bn=(6(n+1)8)(6n8)=6n+686n+8=6b_{n+1} - b_n = (6(n+1) - 8) - (6n - 8) = 6n + 6 - 8 - 6n + 8 = 6
これは nn に依存しない定数なので、数列 {bn}\{b_n\} は等差数列である。
次に、数列 {bn}\{b_n\} の初項を求める。
b1=a1=3(1)5=2b_1 = a_1 = 3(1) - 5 = -2
最後に、数列 {bn}\{b_n\} の公差を求める。
bn+1bn=6b_{n+1} - b_n = 6 であったので、公差は6である。

3. 最終的な答え

数列 {bn}\{b_n\} は等差数列である。
数列 {bn}\{b_n\} の初項は -2 である。
数列 {bn}\{b_n\} の公差は 6 である。

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