3つの直線 $2x - 3y = 1$ (1) $3x + 2y = 8$ (2) $ax - y = 2$ (3) について、以下の問いに答える。 (1) 直線(1)の傾きと切片を求める。 (2) 直線(2)の傾きと切片を求める。 (3) 直線(1)と(2)の交点の座標を求める。 (4) 3直線が1点で交わるように、定数 $a$ の値を求める。 (5) 3直線が三角形を作らないように、定数 $a$ の値を求める。

幾何学直線傾き切片連立方程式交点平行方程式
2025/5/18

1. 問題の内容

3つの直線
2x3y=12x - 3y = 1 (1)
3x+2y=83x + 2y = 8 (2)
axy=2ax - y = 2 (3)
について、以下の問いに答える。
(1) 直線(1)の傾きと切片を求める。
(2) 直線(2)の傾きと切片を求める。
(3) 直線(1)と(2)の交点の座標を求める。
(4) 3直線が1点で交わるように、定数 aa の値を求める。
(5) 3直線が三角形を作らないように、定数 aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 直線(1)の式を yy について解き、y=mx+cy = mx + c の形にする。ここで、mm が傾き、cc が切片である。
2x3y=12x - 3y = 1
3y=2x+1-3y = -2x + 1
y=23x13y = \frac{2}{3}x - \frac{1}{3}
したがって、傾きは 23\frac{2}{3}、切片は 13-\frac{1}{3} である。
(2) 直線(2)の式を yy について解き、y=mx+cy = mx + c の形にする。
3x+2y=83x + 2y = 8
2y=3x+82y = -3x + 8
y=32x+4y = -\frac{3}{2}x + 4
したがって、傾きは 32-\frac{3}{2}、切片は 44 である。
(3) 直線(1)と(2)の交点を求めるには、連立方程式
2x3y=12x - 3y = 1
3x+2y=83x + 2y = 8
を解く。
(1)の式を3倍、(2)の式を2倍して、xx の係数を揃える。
6x9y=36x - 9y = 3
6x+4y=166x + 4y = 16
2つの式を引き算して、xx を消去する。
13y=13-13y = -13
y=1y = 1
y=1y = 1 を (1) の式に代入して、xx を求める。
2x3(1)=12x - 3(1) = 1
2x3=12x - 3 = 1
2x=42x = 4
x=2x = 2
したがって、交点の座標は (2,1)(2, 1) である。
(4) 3直線が1点で交わるためには、直線(3)が(1)と(2)の交点 (2,1)(2, 1) を通る必要がある。
直線(3)の式 axy=2ax - y = 2(2,1)(2, 1) を代入する。
a(2)1=2a(2) - 1 = 2
2a=32a = 3
a=32a = \frac{3}{2}
(5) 3直線が三角形を作らないのは、以下のいずれかの場合である。
(i) 3直線が1点で交わる (すでに (4) で a=32a = \frac{3}{2} を求めた)。
(ii) 2直線が平行である。
直線(1)と(3)が平行なとき、傾きが等しいので、
a=2/3a = 2/3
直線(2)と(3)が平行なとき、傾きが等しいので、
a=3/2a = -3/2
したがって、a=32,23,32a = \frac{3}{2}, \frac{2}{3}, -\frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1) 傾き: 23\frac{2}{3}, 切片: 13-\frac{1}{3}
(2) 傾き: 32-\frac{3}{2}, 切片: 44
(3) (2,1)(2, 1)
(4) a=32a = \frac{3}{2}
(5) a=32,23,32a = \frac{3}{2}, \frac{2}{3}, -\frac{3}{2}

「幾何学」の関連問題

平行四辺形ABCDにおいて、辺ABを3:2に内分する点をE、対角線BDを2:5に内分する点をFとする。 (1) 3点E, F, Cが一直線上にあることを証明せよ。 (2) EF:FCを求めよ。

ベクトル平行四辺形内分点線分の比
2025/5/18

焦点が $(0, 2)$ と $(0, -2)$ であり、長軸の長さが $8$ である楕円の方程式を求めます。

楕円焦点長軸方程式
2025/5/18

$\triangle OAB$ があり、辺 $OA$ を $2:1$ に内分する点を $D$、辺 $OB$ を $3:2$ に内分する点を $E$ とします。線分 $AE$ と $BD$ の交点を $...

ベクトル空間ベクトル内分線分の交点
2025/5/18

$\text{OA} = 6$, $\text{OB} = 4$, $\angle \text{AOB} = 60^\circ$ である $\triangle \text{OAB}$ において、頂点 ...

ベクトル三角形垂線内積三角比
2025/5/18

平行四辺形ABCDにおいて、辺ABを3:2に内分する点をE、対角線BDを2:5に内分する点をFとする。 (1) 3点E, F, Cが一直線上にあることを証明する。 (2) EF:FCを求める。

ベクトル平行四辺形内分点一次独立線分の比
2025/5/18

## 5. 問題の内容

ベクトル垂心内積三角形
2025/5/18

三角形ABCにおいて、辺ACの中点をD、線分BDの中点をE、辺BCを1:2に内分する点をFとする。このとき、3点A, E, Fが一直線上にあることを示し、線分AEとEFの長さの比 $AE:EF$を求め...

ベクトル三角形内分点一次独立
2025/5/18

問題1: 3点A($\vec{a}$), B($\vec{b}$), C($\vec{c}$)を頂点とする$\triangle ABC$について、以下の点の位置ベクトルを$\vec{a}$, $\ve...

ベクトル内分外分重心
2025/5/18

原点O、点A($a$)を定点、点P($p$)を動点とする。次のベクトル方程式で点Pはどのような図形を表すか。 (1) $|p - 2a| = 2$ (2) $p \cdot p = 2p \cdot ...

ベクトルベクトル方程式距離
2025/5/18

座標平面において、円 $x^2 + y^2 - 6x + 4y + 12 = 0$ をCとし、その中心をAとします。 (i) Aの座標とCの半径を求めます。 (ii) Aを通り、傾きが2である直線の方...

座標平面直線接線円の方程式
2025/5/18