三角形ABCにおいて、AB=4, AC=3, ∠A=60°である。辺BCの中点をMとするとき、線分BMの長さを求めよ。

幾何学三角形余弦定理中線定理線分
2025/5/18

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=4, AC=3, ∠A=60°である。辺BCの中点をMとするとき、線分BMの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、余弦定理を用いて辺BCの長さを求めます。三角形ABCにおいて、
BC2=AB2+AC22ABACcosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \cdot AB \cdot AC \cdot \cos A
BC2=42+32243cos60BC^2 = 4^2 + 3^2 - 2 \cdot 4 \cdot 3 \cdot \cos 60^\circ
BC2=16+92412BC^2 = 16 + 9 - 24 \cdot \frac{1}{2}
BC2=2512=13BC^2 = 25 - 12 = 13
BC=13BC = \sqrt{13}
次に、中線定理(パップスの定理)を利用して、線分AMの長さを求めます。
三角形ABCにおいて、中線AMに対して、
AB2+AC2=2(AM2+BM2)AB^2 + AC^2 = 2(AM^2 + BM^2)
42+32=2(AM2+BM2)4^2 + 3^2 = 2(AM^2 + BM^2)
16+9=2(AM2+BM2)16 + 9 = 2(AM^2 + BM^2)
25=2(AM2+BM2)25 = 2(AM^2 + BM^2)
BM=MC=12BC=132BM = MC = \frac{1}{2}BC = \frac{\sqrt{13}}{2}なので、
25=2(AM2+(132)2)25 = 2(AM^2 + (\frac{\sqrt{13}}{2})^2)
25=2(AM2+134)25 = 2(AM^2 + \frac{13}{4})
252=AM2+134\frac{25}{2} = AM^2 + \frac{13}{4}
AM2=252134=504134=374AM^2 = \frac{25}{2} - \frac{13}{4} = \frac{50}{4} - \frac{13}{4} = \frac{37}{4}
AM=372AM = \frac{\sqrt{37}}{2}
問題はBMの長さを求めることなので、BM=12BCBM = \frac{1}{2}BC であるため、BM=132BM = \frac{\sqrt{13}}{2}となります。

3. 最終的な答え

132\frac{\sqrt{13}}{2}

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