(1) 領域Dの面積を求める。
3y≤−2x+4⇒y≤−32x+34 2y≤x−2⇒y≥21x−1 次に、これらの直線の交点を求めます。
4x+6=−32x+34 12x+18=−2x+4 y=4(−1)+6=2 4x+6=21x−1 8x+12=x−2 y=21(−2)−1=−2 交点: (−2,−2) −32x+34=21x−1 −4x+8=3x−6 y=21(2)−1=0 領域Dは、3点 (−1,2),(−2,−2),(2,0) を頂点とする三角形です。 この三角形の面積は、ベクトルを使って計算できます。
A=(−2−(−1),−2−2)=(−1,−4) B=(2−(−1),0−2)=(3,−2) 面積 =21∣(−1)(−2)−(−4)(3)∣=21∣2+12∣=21∣14∣=7 (2) x2−y の最大値と最小値を求める。 k=x2−y とおくと、y=x2−k となります。 この放物線が領域Dと交わるようにkの範囲を考えます。
領域Dの頂点で評価すると、
(−1,2) のとき、k=(−1)2−2=1−2=−1 (−2,−2) のとき、k=(−2)2−(−2)=4+2=6 (2,0) のとき、k=(2)2−0=4 y=4x+6 と y=x2−k の接点を考える x2−k=4x+6 x2−4x−6−k=0 判別式 D=(−4)2−4(1)(−6−k)=16+24+4k=40+4k=0 x=24=2,y=4(2)+6=14 y=−32x+34 と y=x2−k の接点を考える x2−k=−32x+34 3x2+2x−4−3k=0 D=(2)2−4(3)(−4−3k)=4+48+36k=52+36k=0 k=−3652=−913 y=21x−1 と y=x2−k の接点を考える x2−k=21x−1 2x2−x+2−2k=0 D=(−1)2−4(2)(2−2k)=1−16+16k=−15+16k=0 k=1615 よって、最大値は6, 最小値は-1です。
(3) x2+y2≤a を満たすaの範囲 領域Dの点(x,y)が原点から最も遠い点を求める。領域Dは三角形なので、頂点または辺上で最大となる。
頂点での原点からの距離の2乗はそれぞれ
(−1,2):1+4=5 (−2,−2):4+4=8 (2,0):4+0=4 領域Dのすべての点が x2+y2≤a を満たすためには、領域D上の任意の点における x2+y2 の最大値が a 以下であればよい。