まず、与えられた関数 f(x) を微分して、f′(x) を求めます。 f′(x)=(x2+3)2(x2+3)(1)−(x+1)(2x)=(x2+3)2x2+3−2x2−2x=(x2+3)2−x2−2x+3=(x2+3)2−(x2+2x−3)=(x2+3)2−(x+3)(x−1) 次に、f′(x)=0 となる x を求めます。これは −(x+3)(x−1)=0 を解くことと同じです。 よって、x=−3 または x=1 が極値の候補となる点です。 x2+3 は常に正なので、(x2+3)2 も常に正です。したがって、f′(x) の符号は −(x+3)(x−1) の符号によって決まります。 - x<−3 のとき、x+3<0 かつ x−1<0 なので、−(x+3)(x−1)<0 となり、f′(x)<0 (減少)。 - −3<x<1 のとき、x+3>0 かつ x−1<0 なので、−(x+3)(x−1)>0 となり、f′(x)>0 (増加)。 - x>1 のとき、x+3>0 かつ x−1>0 なので、−(x+3)(x−1)<0 となり、f′(x)<0 (減少)。 したがって、x=−3 で極小値をとり、x=1 で極大値をとります。 x=−3 のとき、f(−3)=(−3)2+3−3+1=9+3−2=12−2=−61 x=1 のとき、f(1)=12+31+1=1+32=42=21 増減表は以下のようになります。
| x | ... | -3 | ... | 1 | ... |
| :--- | :---- | :---- | :---- | :---- | :---- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | 減少 | 極小 | 増加 | 極大 | 減少 |