まず、各色の球の個数を変数で表します。
赤球の個数を x1、白球の個数を x2、青球の個数を x3、黄球の個数を x4とします。 このとき、x1,x2,x3,x4 は非負の整数であり、以下の条件を満たします。 x1+x2+x3+x4=4 0≤x1≤4 0≤x2≤2 0≤x3≤1 0≤x4≤1 この条件を満たす整数の組 (x1,x2,x3,x4) の個数を求めます。 まず、制限がない場合を考えます。つまり、x1,x2,x3,x4 が全て非負の整数であるという条件のみを考えます。このとき、組み合わせの公式を用いると、 nHr=n+r−1Cr ここで、n=4(変数の種類数)、r=4(選ぶ球の個数)なので、 4H4=4+4−1C4=7C4=4!3!7!=3×2×17×6×5=35 通り 次に、制限がある場合を考えます。
x2>2 となるのは x2=3,4 の場合です。 x2=3 のとき、x1+x3+x4=1 となる非負整数解は 3H1=3C1=3通り x2=4 のとき、x1+x3+x4=0 となる非負整数解は 3H0=3C0=1通り したがって、x2>2 となるのは 3+1=4通り x3>1 となるのは x3=2,3,4の場合ですが、x3 が2以上の場合は x3+x4>1となり、x1+x2+x3+x4=4 を満たさない。 x3=2 のとき、x1+x2+x4=2 となる非負整数解は 3H2=3+2−1C2=4C2=2!2!4!=2×14×3=6通り x3=3 のとき、x1+x2+x4=1 となる非負整数解は 3H1=3+1−1C1=3C1=3通り x3=4 のとき、x1+x2+x4=0 となる非負整数解は 3H0=3+0−1C0=2C0=1通り したがって、x3>1 となるのは 6+3+1=10通り x4>1 となるのは x4=2,3,4の場合ですが、x4 が2以上の場合は x3+x4>1となり、x1+x2+x3+x4=4 を満たさない。 x4=2 のとき、x1+x2+x3=2 となる非負整数解は 3H2=3+2−1C2=4C2=2!2!4!=2×14×3=6通り x4=3 のとき、x1+x2+x3=1 となる非負整数解は 3H1=3+1−1C1=3C1=3通り x4=4 のとき、x1+x2+x3=0 となる非負整数解は 3H0=3+0−1C0=2C0=1通り したがって、x4>1 となるのは 6+3+1=10通り x2>2の時、x3>1もx4>1も同時に起こりえない x3>1かつx4>1の時、x3+x4>=4なのでx1=0,x2=0のみ x3=2,x4=2 総数 - ( x2>2となる場合数 + x3>1となる場合数 + x4>1となる場合数 ) 35−(4+0+0)=31 とはならない。 x2≤2,x3≤1,x4≤1を満たす組み合わせをすべて数え上げるのが確実です。 列挙すると、(4,0,0,0), (3,1,0,0), (3,0,1,0), (3,0,0,1), (2,2,0,0), (2,1,1,0), (2,1,0,1), (2,0,1,1), (1,2,1,0), (1,2,0,1), (0,2,1,1), (2,0,2,0)
各色の球の個数を考慮して網羅的に数え上げます。
* 赤4: 1通り
* 赤3: 白1, 青1, 黄1: 3通り
* 赤2: 白2, 白1+青1, 白1+黄1, 青1+黄1: 1+2+1 = 4通り
* 赤1: 白2+青1, 白2+黄1, 白1+青1+黄1: 2+1 = 3通り
* 赤0: 白2+青1+黄1: 1通り
1+3+4+3+1 = 12通り