関数 $f(x) = x^3 + ax^2 + x + 1$ が極値を持たないための必要十分条件を求める問題です。ただし、$a$ は定数です。

解析学微分極値判別式不等式関数の増減
2025/5/18

1. 問題の内容

関数 f(x)=x3+ax2+x+1f(x) = x^3 + ax^2 + x + 1 が極値を持たないための必要十分条件を求める問題です。ただし、aa は定数です。

2. 解き方の手順

関数 f(x)f(x) が極値を持たないための必要十分条件は、f(x)=0f'(x) = 0 が実数解を持たないか、または重解を持つことです。
まず、f(x)f(x) を微分します。
f(x)=3x2+2ax+1f'(x) = 3x^2 + 2ax + 1
次に、f(x)=0f'(x) = 0 の判別式 DD を計算します。
D=(2a)24(3)(1)=4a212D = (2a)^2 - 4(3)(1) = 4a^2 - 12
f(x)f(x) が極値を持たないための必要十分条件は、D0D \le 0 となることです。
4a21204a^2 - 12 \le 0
a230a^2 - 3 \le 0
(a3)(a+3)0(a - \sqrt{3})(a + \sqrt{3}) \le 0
したがって、3a3-\sqrt{3} \le a \le \sqrt{3} が求める条件です。

3. 最終的な答え

3a3-\sqrt{3} \le a \le \sqrt{3}

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